
フリーアナウンサー藤井貴彦が、14日放送のニッポン放送「垣花・羽鳥・藤井のフリーなラジオ」(午後5時50分)に出演。日米のプロ野球で活躍したイチロー氏への初インタビューの思い出を語った。
元ニッポン放送の垣花正、元日本テレビの羽鳥慎一、藤井の、同期フリーアナ3人による特番。
垣花の故郷である沖縄・宮古島の話題から、藤井は同地で行われたオリックスのキャンプを取材したことを回想。当時新人だったイチロー氏にインタビューする機会があり「私が入社2年目で、イチローさんが1年目かな? 年齢的にも、私のアナウンススキル的にも全然未熟で足りてなくて。イチローさんもまだメディアに出てきて、応えてくれるようなところで」と状況を振り返った。
藤井は「『注目の新人だから』ということで行った。俺サッカー出身だから、ほぼ野球に興味ない。初めて硬球を触ったの。『硬いですね、このボール』って言って、イチローさんが『ああ…』っていきなり引いてた」と回想。さらに「『どれぐらい硬いんですかね』って言って、俺が上空にボールを投げて。サッカー部出身なのでヘディングしたんです。すごく痛かった。それを、バットを持ったイチローさんがずっと見ている」といたたまれない様子で語った。
藤井のこのインタビューを「伝説のインタビュー」と評する羽鳥は「帽子は? 帽子の話」と別の話題について質問。思い出せない藤井に代わり「当時のイチローさんを表すような話で」と切り出すと、「藤井が『イチローさんは常に何を頭において練習したりプレーしたりしてるんですか?』って言ったら、『帽子』って」と苦笑した。
藤井が「そうそう、思い出した」と話すと、羽鳥は「イチローさんって今はすごくフレンドリーだけど、一時期ストイックな時期があったじゃない? それを藤井に聞いて、おお~と」。藤井は「本当に1個もかみ合わないインタビューだったのよ」とほろ苦い思い出として語った。
