
歌手松山千春(69)が8日、FM NACK5「松山千春 ON THE RADIO」(日曜午後9時)に生出演。政府が着手する非効率な税制や不必要な補助金の“無駄見直し”についてコメントした。
政府は2日、非効率な税制優遇や不必要な補助金の削減に向けた関係閣僚会議を実施。片山さつき財務大臣は、国民から広く意見を募る仕組みについても年内に検討するとした。
松山は一連の記事を読み上げた上で「けどさ、国民に広く意見を募集したいってな。よく言ってるんだけど。あなたたち、その国民からいろんな意見を聞いて国会議員になったんじゃないですか? また、自分の意見を聞いてもらって国会議員になったんじゃないですか?」と投げかけた。
続けて「その人たちがいまさらですよ、国民にどうすればいいでしょう? 税金どんな風に使ったらいいでしょう? なぁ? 聞くことは聞いてくれるのかもしれないけど、あなたたちのリーダーシップは一体どこいったんですか? こんなこと言ってるから、将来に日本がどんな国になるのか、これが不安になるんだよ」と指摘した。
「自民、維新の会、立憲、国民、みんなそうなんだけど。今こうしてほしい、ああしてほしいよりも将来、日本はどんな国になるんだ? 今ロシアは戦闘中だし。アメリカ、いろんな介入しようとしてるし。中国は日本を含め、東アジア、東南アジアを独占したいような状況に入っているし。その中で日本はどの道に歩んでいくんだ?」と投げかけた。
そして「それをあなたたちが訴えてくれたから1票入れたわけだから。それがいまさら国民の皆さん、どうしてほしいですかって。法人税、所得税、相続税、どういう風にしてもらいたいですか。聞くのは、やぶさかではないと思いますけど。本来は私たちがこういう形にするから。そのために私たちは国会議員になったんだから。国会でいろんなことを決めて。内閣がそれを実行していく。そしてあくまで司法は憲法違法じゃないかと。いわゆる三権分立だよな。その形が日本は一番合ってると思いますよ」と語った。
生放送は北海道札幌市のSTVラジオで行われた。
