
7人組女性アイドルグループ、CANDY TUNEが5日、東京ガーデンシアターで8都市をめぐった全国ツアー「CANDY TUNE JAPAN TOUR 2025-AUTUMN-『TUNE QUEST』」千秋楽公演を行い、アンコールで格闘家の角田信朗(64)がサプライズ登場し、メンバーと人気曲「倍倍FIGHT!」のコラボレーションステージを披露して盛り上げた。
角田は8月に行われたプロ野球、横浜の主催イベント「横濱漢祭2025」で、“応援総長”として「倍倍FIGHT!」をカバーして話題となっていた。村川緋杏(26)が「ここでスペシャルなゲストの方が来てくださっています」と呼び込むと、ハチマキにベスト姿の角田が登場。「みなさんの大切な歌をこんなジジイが歌ってすみませんでした」と笑わせつつ「ベイスターズさんからの人生最大のむちゃぶりだったんですけど、あのことがあったおかげでこのステージが実現して、なんて素敵なこの人生。ありがとうございます」と語った。
そして村川が「みなさん、倍の倍で盛り上がる準備できていますか!」のかけ声で曲がスタート。角田を中央にパフォーマンスし、最後は「よっしゃー!」の野太い声でフィニッシュ。角田は「冥土の土産になりました。みなさんも歓迎してくださってありがとうございました」と感謝。村川は「長生きしましょうね」と声をかけ「私たちも一緒にできると思っていなくて本当に楽しかったです。ありがとうございました」とあいさつした。
ライブではCANDY TUNEが来年6月5日と6日に初の日本武道館公演を行うこともサプライズ発表した。角田とのコラボレーション後、ステージ後方のスクリーンに突如開催を知らせる映像が流れて発表され、会場からはどよめきのような歓声が巻き起こった。デビュー3周年記念として行うという。
今年は大みそかのNHK紅白歌合戦初出場、日本レコード大賞でも「倍倍FIGHT!」が優秀作品賞受賞などグループの飛躍の年となった。小川奈々子(26)は「CANDY TUNEに入ってから私の人生はキラキラと輝いています。大人になってからもこんなに大切にしたいと思える6人ができると思っていなかったですし、仲間であり、友達であり、家族でもある、不思議で貴重な存在です」と語った。
ツアーの思い出も語り、桐原美月(22)はグループ初のライブ開催となった宮城や広島へ行けたことを喜び「とっても印象に残っています。やっと会えたね~!」と笑顔。立花琴未(23)は今年も地元福岡でのライブ開催がかなったことを挙げ「満員のあめちゃん(ファンの総称)がいてうれしかったですし、地元トークもできたので楽しかったです」と振り返った。
小川は各地で名物を扱ったケータリングが食べられたことにも触れ「おいしいご飯を食べて、そのまま寝るというのが楽しかったです!やっぱりそれが最高だよね」と力を込めた。
この日のライブはツアーの追加公演として行われた。東京ガーデンシアターは単独公演としてはグループ最大規模でチケットは完売。ツアー初披露の新曲「アイしちゃってますハート」「永遠Twilight」をはじめ全22曲で約8000人のファンを沸かせた。福山梨乃(27)はツアーでグループの知名度向上などを目指してきたと語り「あめちゃんのみんなももっともっとレベルアップしていきましょう!」と呼びかけた。【松尾幸之介】
