中森明菜＆香取慎吾がコラボ、中森ヒット曲「TATTOO」を香取カバー レコーディングも同席

奇跡のコラボレーションが実現した香取慎吾（左）と中森明菜

歌手中森明菜（59）が香取慎吾（47）と1988年（昭63）の大ヒット曲「TATTOO」をコラボレーションすることが18日、分かった。

27日配信開始の香取の最新アルバム「Circus Funk」に収録され、明日20日から先行配信シングルとしてリリースされる。香取からのオファーに中森が「ぜひ！」と快諾する形で実現した。

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中森とのコラボは香取にとって念願のものだった。もともと、香取は同曲が好きで「いつかカバーなどをさせていただいきたい」と思っていたという。そして、自身3枚目ソロアルバムの内容検討中に「今『TATTOO』じゃないか」と思い、「カバーさせていただきたい」と中森サイドに打診。OKという返事がきたことで、さらに「カバーだけではなく、もし、可能であればご一緒に歌っていただけないでしょうか？」と連絡。「ぜひ！」という返事がきて、コラボレーションが実現した。

レコーディング当日まで、夢のような話で香取は半信半疑だったという。目の前に現れた中森に「どうして今回来てくださったんですか？」と質問すると、「香取くんに言われて来ないという選択はなかった。ずっと見てたから。応援してました」と返答され、感動したという。一緒にレコーディングブースに入り、向き合って、目を見ながら収録した。中森は香取に、歌い方などを優しく丁寧に教授していたという。

レコーディング後に香取から「3枚目のアルバムで、“これからも歌っていこう”という決意表明のようなアルバムを作っている中に、明菜さんが居てくださるのは本当に幸せです」と感謝されると、中森は「頑張ってね」という言葉とともに優しく香取の頬を触り、エールを送ったという。関係者などによると、レコーディングが行われたのは比較的最近だという。

同曲には、人気ジャズバンド「SOIL＆“PIMP”SESSIONS（ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ）」も参加しており、豪華コラボに花を添えている。

中森は今年7月に都内でファンクラブイベントを開催し、17年末以来約6年半ぶりにファンの前で歌唱。12月27、28日にもファンクラブイベントを予定するなど、活動を活発化している。香取とのコラボを機に、“完全復活”への期待も膨らみそうだ。

◆中森明菜（なかもり・あきな）1965年（昭40）7月13日、東京都生まれ。81年に日本テレビ系「スター誕生！」歴代最高得点で合格。82年に「スローモーション」でデビュー。85年「ミ・アモーレ」、86年「DESIRE」で2年連続で日本レコード大賞を受賞した。「少女A」「セカンド・ラブ」「難破船」などヒット曲多数。90年代にはテレビドラマで女優としても活躍した。

◆香取慎吾（かとり・しんご）1977年（昭52）1月31日、神奈川県生まれ。88年にSMAP入りし、91年にCDデビュー。ソロでは00年「慎吾ママのおはロック」がミリオンヒットを記録し、「おっはー」が新語・流行語大賞に。グループは16年解散。17年稲垣吾郎、草なぎ剛とともに独立し「新しい地図」として活動。来年1月にはフジテレビ系主演ドラマ「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」（木曜午後10時）がスタートする。

○…中森は96年4月15日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」の初回放送にゲスト出演している。コーナーの「SMAP最強カラオケメドレー・中森明菜編」で同年5月に脱退した森且行ら6人とともに自身の「TATTOO」「飾りじゃないのよ涙は」やSMAPの「がんばりましょう」などを歌唱。エンディングではメンバーらとのトークでカラオケでSMAPの楽曲を歌うことや、指を震わせるほど緊張しながらの共演だったことを明かした。一方、メンバーらも中森は「憧れの存在」とし、共演に感激していた。