俳優で歌手の北村匠海（27）が10月1日、自身のInstagramを更新し、北村がメインボーカルとギターを務めるロックバンドDISH//の新曲「ごはん」を発表したことを報告した。
投稿では楽曲に込めた想いを丁寧に綴り、同時にミュージックビデオの公開も知らせている。
北村は「人生って楽しいことも悲しいことも色々ある。浮き沈みしていく中で、幸せってなんだろうねって疑問も生まれていくし、お腹も空くわで忙しい」と日常の実感を率直に語ったうえで、「でも生きてくためにはごはんを食べなきゃいけないし、せっかく食べるなら誰かと食べたいし。ひとりで食べていても誰かを思いたいし。人間って欲張りで愛らしいな、なんて思うんです」と楽曲誕生の背景を説明した。
さらに「楽しいことも悲しいこともせーので、美味しいね！って言える誰かとこの曲を聴いてほしい」と呼びかけ、DISH//の新曲「ごはん」が日常の温もりを共有する楽曲であることを強調した。
食をモチーフにしながら、人と人との繋がりや小さな幸せを歌い上げるこの作品は、バンドとしても新たな一歩を示す楽曲となっている。
北村はDISH//として音楽活動を続ける一方で、俳優としても高い評価を得ている。
今年9月26日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「あんぱん」では、ヒロイン柳井のぶ（今田美桜）の相手役・柳井嵩を演じ、不器用ながらも真っ直ぐなキャラクターで共感を集めた。
朝ドラでの印象深い演技直後にリリースされた新曲は、俳優としての存在感とアーティストとしての魅力を両立させる北村の姿を改めて示した。
ファンからは「美味しい優しいあったかい曲をありがとう」「すっごく幸せになる曲です」「この曲聴いたらあんぱんを感じて少し泣けました」といった反響が相次いでいる。
特に「あんぱん」を通じて北村の演技に触れた視聴者が、新曲「ごはん」と重ね合わせて涙したというコメントも目立った。
今回の楽曲発表は、DISH//としての音楽活動を新たな方向に広げるだけでなく、表現者として歩みを続ける北村自身にとっても大きな意味を持つ。
ミュージックビデオの公開によってさらに多くの人々に届いていくことで、「ごはん」は日常の中のささやかな幸せを思い出させてくれる一曲になるだろう。
