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教員の時間不足をどう埋めるか…AIスライドで「準備1分」の現実解とは


スタディポが教員向け生成AI機能「AIスライド(通称:マジックスライド)」を提供開始。Gemini 2.5を基盤、指導やPDF・モから最短1分で6〜15枚のPPTスライを自動生成します。授業準備と校務の効率はどこまで変わるのか。

マジックスライドの特徴と現場の反応 

スタディポケットの新機能は、チャット形式で指示を与えるだけでスライドを自動生成する点が最大の特徴です。単元目標の一文からでも6〜15ページのドラフトを作成し、手元のWordやPDFをアップロードすれば指導案やメモをそのままスライド化できます。出力はPowerPoint形式に対応しており、既存の校内ワークフローに無理なく組み込めるのが実務上の強みです。なおGoogleスライドへの直接出力は開発中で、一時対応としてPowerPointをインポートする運用が案内されています。 

先行トライアルは横須賀市・高知県・山口県で実施され、担任や研究主任、教育委員会からは「PDFをPPTにしてくれる」「実用的なデザイン」「教材研究に使える」といった実務寄りの評価が寄せられました。生成AIの導入は単なる文章生成を超え、図解や構成のたたき台を迅速に整える点で現場ニーズに合しています。一方で挿絵や複雑な立体図形の生成は対応外で、図解は平面レベルが中心という制約も明示されています。 

技術面では高精度モデル「Gemini 2.5 Pro」を採用し、今後もLLMの進化に合わせたチューニングで精度向上を図る方針です。提供は既存ユーザーにも追加費用なしで順次開始され、教育現場への普及と事例収集を並行して進める計画です。教員向け機能として生徒への直接提供は行わない点、個人情報や機密資料の取り扱いに配慮する運用設計が必要な点も押さえておくべきポイントです。詳細は12月4日のオンラインカンファレンスにて発表予定で、現場実装の具体例が今後明らかになるでしょう。 

マジックスライドは教材作成の「たたき台」を短時間で生む点で現場負担を確実に軽減します。運用ルールと教員の最終チェックを前提に、校務DXの有力な一手となるはずです。 

詳しくは「スタディポケット株式会社」の公式ページまで。 
レポート/DXマガジン編集部 

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