株式会社三井住友銀行は、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用した三井住友銀行アプリおよびホームページでの口座開設について、2025年11月26日より順次、口座番号の案内までの時間を短縮します。従来、最短でも当日から1週間ほど要していた口座番号の案内が、最短70分で可能になります。今回の短縮はシステム改修によるもので、マイナンバーカードの公的個人認証を選択し、一定の条件を満たす申し込みが対象です。これにより、スマホのみでの手続がスピーディに完了し、口座番号を早期に取得できるようになります。顔写真の撮影が不要で、氏名や住所など一部の申込内容の入力が不要となり、操作手順が簡素化されます。
株式会社三井住友銀行は、スキマ時間での申し込み需要に対応する取組であると説明しています。出勤前に申込を終えると職場到着時に開設が完了している場合や、ランチの間に手続が完了するケースを想定例として挙げています。口座番号の提出を急ぐ役所手続やアルバイト先での手続などにおける利便性向上を見込みます。今回の短縮化は、アプリとホームページの両チャネルでの開設に適用されます。なお、口座番号の案内時間は申込の時間帯や入力内容によって70分以上かかる場合があるとしています。短縮の条件を満たさない場合、申込内容によっては最大で約1〜2週間ほど要する可能性があります。
公的個人認証サービスは、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を用い、本人確認書類の偽造や他人によるなりすまし、データ改ざんの不正を防止し、安全かつ確実な本人確認を実現する仕組みです。株式会社三井住友銀行は、この仕組みを用いた本人確認により、申込時の一部入力が不要となることや、顔写真撮影が不要になることを案内しています。これにより、申込から口座番号案内までの全体時間の短縮につながるとしています。画面イメージはiOSの場合の例示が示されています。
Oliveは2023年3月に開始した総合金融サービスです。銀行口座、カード決済、ファイナンス、オンライン証券、オンライン保険などの機能をアプリ上でシームレスに組み合わせられると説明されています。三井住友銀行アプリと三井住友カードのVpassアプリの双方から各種サービスにアクセスでき、日常の決済や資産形成、運用などの残高や明細をまとめて管理できます。カードはフレキシブルペイに対応し、キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払いの機能をアプリで切り替え可能です。株式会社三井住友銀行は、今後もOliveの機能強化や拡充を進め、さらなる利便性の提供を目指すとしています。
株式会社三井住友銀行は、今回の取り組みについて、開始日や条件、所要時間の目安を明記しています。申込条件を満たす場合に限り最短70分での口座番号案内が可能であり、時間帯や入力内容により所要時間が変動する点に注意が必要であるとしています。条件に当てはまらない場合は最長で約1〜2週間を要する可能性があることを案内しています。株式会社三井住友銀行は、引き続き利便性向上を図る方針です。
詳しくは「株式会社三井住友銀行」の公式ページまで
