HERO innovationが新ブランド「MEDISMA（メディスマ）」シリーズを発表しました。AI×ITで集患・予約・問診・会計をワンストップ化し、専任の医療DXコンサルタントが導入から運用まで伴走することで、慢性的な人手不足と業務負荷に悩むクリニック経営を変えようとしています。具体的なプロダクト構成と狙いを解説します。
プロダクト×ヒトで進める、現場に効く医療DX
HERO innovationは2013年創業、累計導入件数が10,000件を超える実績を背景に、新たに「MEDISMA」シリーズを事業の中核に据えました。MEDISMAは集患・マーケティング支援から電話受付のIVR、Web予約、Web問診、レジ（自動つり銭・キャッシュレス対応）まで、クリニック経営に必要な一連の機能を揃えるプラットフォーム群です。今後は患者向けチャットやオンライン決済、オンライン診療なども順次展開予定としています。
各プロダクトは単体での効率化だけを目的とせず、相互にデータを連携して経営指標の可視化と分析を行える点が特徴です。例えばWeb問診や予約データ、決情報を集計することで、患者導線の最適化やスタッフ配置の見直し、診療報酬以外の収益改善のヒントを得ることができます。MEDISMAは「医療を便利にわかりやすく」という企業ミッションの下、ITだけでなく運用面の伴走を重視しています。
特に注目すべきは“専任の医療DXコンサルタント”による伴走支援です。システム導入の初期設定から運用定着、現場ごとの運用方針に合わせた調整まで、人的サポートを組み合わせることで現場負荷の軽減を狙います。プレスリリースにあるとおり、このプロダクト×ヒトの組合せにより、単なる機能提供に留まらない実務寄りのDX支援を目指しています。拠点は福岡市に本社を置き、代表は平野義和氏です。
詳しくは「株式会社HERO innovation」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部
