ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11月6日午前11時から、PS PortalにPS5向けクラウドストリーミングを正式実装します。PlayStation Plus プレミアム加入のファミリーメンバー（大人）アカウントは、PS Storeで購入したダウンロード版もライブラリーから直接ストリーミングできます。
クラウド実装で拡がる遊び方と新機能
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、これまでベータ提供していたPS Portal向けクラウドストリーミング機能を、11月6日午前11時より正式に配信します。PlayStation Plus プレミアムに加入しているファミリーメンバー（大人）アカウントは、PS PortalをPS5本体に接続しなくても、ライブラリー内にある対応のダウンロード版PS5タイトルを直接ストリーミングしてプレイできます。これにより、自宅でPS5が別アカウントで使用中でも、また本体の電源がオフでもPS Portalでプレイを続けられる利便性が高まります。
対応タイトルは既に数千本に上り、『アストロボット』『グランド・セフト・オートV』『FINAL FANTASY VII REBIRTH』『BIOHAZARD RE:4』『フォートナイト』『ボーダーランズ4』などの人気作も含まれます。加えて、PlayStation Plusのゲームカタログやクラシックスカタログに含まれる対応PS5ゲームも、従来どおりPS Portalからクラウド経由で楽しめます。クラウド対応タイトルは検索画面で確認でき、購入権がない場合はQRコード経由で購入ページにアクセスできる仕組みも用意されています。
今回の大型アップデートではUIも刷新され、ホーム画面は「リモートプレイ」「クラウドストリーミング」「検索」の3タブで操作できます。音響面では対応タイトルで3Dオーディオに対応し、PULSE Explore
やPulse EliteなどPlayStation Link対応デバイスで立体音響を体験できます。セキュリティ面ではパスコードの設定が追加され、ネットワーク状況を確認するトラブルシューティング画面も実装されました。
クラウドストリーミング特有の利便性も強化されています。セッション中にゲーム内購入が可能になり、プレイを中断せずにアイテムや通貨を入手してすぐ利用できます。また、音声読み上げや文字サイズ調整など一部のアクセシビリティ設定がクラウドストリーミング中に適用可能となり、フレンドからの招待を受けてクイックメニューからマルチプレイヤーに参加する機能も搭載されました。
利用にはインターネット接続が必須で、最低5Mbpsのブロードバンド接続が案内されています。より良い体験の目安としては15Mbps以上が推奨されています。新UIおよびクラウド機能は、PlayStation Plus プレミアムが利用可能な地域でファミリーメンバー（大人）アカウント向けに提供される点にもご留意ください。
詳しくは「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部
