starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

突発的な異音も即検知!TOPPANの新センサーで現場対応が70%効率化へ



TOPPANはスマート点検支援サービス「ePlatch™」に、騒音や異常音を毎分計測して閾値超過時に即時アラートを出す騒音検知センサーを追加しました。2025年11月提供開始、2026年1月量産化で、設備異常の早期発見と近隣トラブル対策を両立します。 





毎分計測とZETA通信で「見える化」から即時通知へ 





TOPPANは2025年11月初旬から、既存の収音センサーに常時監視機能を加えた騒音検知センサーを「ePlatch™」のラインアップに追加しました。本センサーは従来の「1時間ごとの定点記録・傾向監視」に加え、毎分ごとに発生音を計測して異常の有無を判断します。設定した閾値を超えた場合にはセンサー側で即時にアラートを発報でき、従来の巡回点検やハンディ騒音計では見逃しやすい突発的な異音を早期に検知することが可能です。これにより、設備の故障予兆検知と近隣からの苦情予防の双方に活用できます。 

機器は周波数帯ごとの音量を1時間単位で記録する機能に加え、毎分計測の音声データをSDカード(.wav形式)に保存します。詳細な音の確認が必要な場合は、SDカードを取り出してログを解析できます。通信面では狭帯域のZETA通信を採用し、有線敷設が難しい排水処理場や配電盤内部、地下やクリーンルームの死角でも安定した遠隔監視を実現します。これにより、配線工事を伴わず後付けでのDX導入が可能となり、現場負荷の低減につながります。 

提供・導入スケジュールとの見込みについても明示されています。提供は2025年11月開始、製造業・建設業を中心に2026年1月から量産を開始します。TOPPANは2028年度までに本センサー500台の導入を目指しています。なお、既に「ePlatch™」を導入したTOPPAN熊本工場では、点検作業時間を従来の約70%に相当する約380時間/月削減し、ロス改善で年間5,040万円の費用削減効果を確認しています。今回の即時アラート機能が加わることで、突発的な設備トラブルの早期対応と近隣対策の両面で導入効果が高まることが期待されます。 

まとめとして、本騒音検知センサーは既存設備を活かしつつ、毎分計測・即時通知・詳細ログ保存・ZETAによる遠隔接続といった機能を組み合わせ、現場の省人化と安全・環境配慮の両立を支援します。製造現場や建設現場での騒音対策、インフラ系設備の異音監視など幅広い用途が想定されます。 

常時監視と即時アラートの組合せは、点検の“見える化”を一歩進め、突発的な異常対応の速度を上げます。既存設備の後付けで導入できる点が、現場のDX普及を後押しすると考えます。 

詳しくは「TOPPANホールディングス株式会社」の公式ページまで。 
レポート/DXマガジン編集部 


    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.