
ジモティーとCCCが協業し、兵庫県初の官民連携リユース拠点「ジモティースポット神戸ジェームス山店」が2025年10月31日に開業します。地域で不要品を持ち寄り、ジモティーの地域情報サイトを介して店舗で引き取る仕組みが実際の運用として動き始めます。
デジタルでつなぐ地域のリユース基盤
ジモティー(東京都品川区)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(神奈川県横浜市)は、2025年7月に締結した基本合意に基づき、2025年10月31日(金)に「ジモティースポット神戸ジェームス山店」を兵庫県神戸市垂水区青山台7丁目5番14号にオープンします。本店舗は官民連携型のリユース拠点として兵庫県で初めての出店であり、神戸市とジモティーが2023年5月に締結したリユースに関する協定に基づく実装です。営業時間は10時〜19時で、年末年始が定休日となります。なお、持ち込みは神戸市民の家庭で不要になったモノが対象です。
利用の流れはシンプルです。持ち込み希望者は事前予約不要で、まだ使える家具・家電・子ども用品・レジャー用品・衣類・食器・本・CD・DVD・ペット用品などを店舗に直接持参します。一方、譲り受け希望者はジモティーの地域情報サイトで出品をし、店舗で品物を引き取ることでマッチングが成立します。持ち込み側は粗大ごみ処分にかかる手数料を不要にできる点がメリットで、譲り受け側は低価格でリユース品を手にできる仕組みです。プレスリリースでは価格例として炊飯器が300円、椅子が0円といった例が示されています。
規模と運営面では既存の実績が根拠になっています。ジモティーはオープン前の店舗も含め20自治体で拠点を展開し、2025年上半期には全国の拠点で累計約50万点のモノがリユースされ、約1,600トンのごみ減量効果を報告しています。また現在245箇所の自治体と協力関係にあり、CCCは「ジモティースポット」のフランチャイズに加盟して従来の店舗形態にとらわれない新業態の開発・出店にも挑戦します。両社は店舗運営に加え、地域住民向けのイベントやコミュニティ活性化の取り組みも共同で進める予定です。
詳しくは「ジモティー」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
