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就活×AIが示すDXの課題と企業・大学が取るべき5つの対応策


就活生の過半数がAIに相談経験を持ち、約7割が満足する一方で「人に相談したい」層も根強い。54.0%、69.6%、32.8%といった数値が示すのは、就活現場で進むデジタル化(DX)の利便性と共感性のギャップです。大学・企業は何をすべきかを整理します。

AI活用の現状数値が示す、現場のギャップと優先対応

株式会社Synergy Careerの調査(対象:26卒・27卒、回答189名、実施期間:2025年10月22日〜27日)によると、就活生の54.0%がAIに就活相談をした経験があると回答しました。内訳は「頻繁に相談する」18.5%、「ときどき相談する」23.3%、「1〜2回だけ」12.2%で、AIが日常的な相談ツールとして定着しつつある実態が浮かび上がります。同時に「1度も相談したことがない」層は46.0%おり、導入の浸透度には二極化があります

興味深いのは相談相手の希望です。「人間に相談したい」と答えた割合は39.1%に対し、「AIに相談い」は32.8%と分かれています。特に自己分析や面接、メンタル面の整理では「人間」を選ぶ傾向が強く、共感や対話による深掘りが重視されていることが確認されました。一方でES(エントリーシート)などの文章作成支援ではAIの支持が相対的に高く、機能性と効率性を期待する利用が進んでいます。

AIに相談する魅力として最も多かったのは「いつでも相談できる」(70人)、次いで「客観的な意見がもらえる」(50人)、「恥ずかしくない」(45人)でした。実際に、AIに相談した就活生のうち「非常に満足した」18.6%、「やや満足した」51.0%を合わせた満足率は69.6%に達しています。少数派ながら「満足しない」層(あまり満足していない6.9%、全く満足していない2.9%)も存在し、AIの回答精度や共感性の不足が課題となっています。

これらの結果は、就活支援におけるDX推進が単なるツール導入で完結しないことを示しています。時間的な利便性や文章作成支援といったAIの強みを生かしつつ、自己理解やメンタルケアといった「人間ならでは」の役割をどう補完・連携させるかが鍵です。大学のキャリアセンターや企業の採用担当は、AIと人のハイブリッド設計を早急に検討する必要があります。

詳しくは「株式会社Synergy Career」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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