
転職活動で「カジュアル面談」が当たり前になりつつあります。『女の転職type』の調査では、84.3%の女性が今後カジュアル面談を希望し、面談後に応募意欲が高まる傾向が明確になりました。企業側の情報発信は採用成功の鍵です。
調査で見えた「受け手の本音」と企業が押さえるべき点

株式会社キャリアデザインセンター運営の『女の転職type』が実施した働く女性383名への調査では、36.8%が実際にカジュアル面談を経験していました。

面談を行った理由としては「仕事内容を知りたい」が75.2%で最多、次いで「職場の雰囲気・人間関係」56.7%、「働き方」34.8%と続きます。

実際に面談で聞かれた内容はさらに顕著で、85.1%が仕事内容を質問しており、職場の雰囲気や働き方への関心の高さが数字からもうかがえます。つまり、応募者はポジションの実務と現場の空気を最重視しており、そこを丁寧に伝えられる企業が有利になります。

カジュアル面談の効果も明確です。面談後に「かなり高まった」36.9%、「やや高まった」41.1%と、合計78.0%が応募意欲の向上を報告しました。


さらに今後カジュアル面談を「したい/ややしたい」と答えた割合は84.3%に達します方で、面談を避ける理由としては「早く選考に進みたい」が95.0%と圧倒的で、時間効率を重視する求職者も多い現実があります。

加えて、求職者は配属予定部署のメンバー(58.8%)や上司(53.2%)と直接話したいと考えており、現場の声を面談に組み込むことが応募意欲を引き上げるポイントです。企業は「何を」「誰から」「どのように」伝えるかを設計し、面談における期待値を明確にする必要があります。
詳しくは「株式会社キャリアデザインセンター」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
