starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

扉が自動で開き、誰もいない運転席。自動運転タクシーの衝撃アメリカ体験


Waymo Driverは公道で数百万マイル、シミュレーションで数十億マイルを積み上げ、安全性を中心に自律走行を磨いてきました。GOと日本交通との協業による東京での実証は、現場データと大規模検証を両輪に回すモビリティDXの実践モデルを示します。

Waymoの検証主が示す現場志向のモビリティDX

Waymo Driverは、車線標識から縁石、横断歩道に至るまで極めて詳細な地図と、LiDAR・カメラ・レーダーを統合した知覚システムを組み合わせ、リアルタイムのセンサーデータとAIで常に正確な道路位置と周囲の状況を把握します。公道での数百万マイルの走行データと、シミュレーションでの数十億マイルに及ぶ仮想走行の両方を通じて、希少な危険シナリオへの応答を含めた運転判断を継続的に改善してきました。こうした実走と仮想の反復は、単なる技術検証を越えて運用信頼性の確立につながっています。

安全設計はWaymoの中核であり、冗長性と徹底した試験プロセスが特徴です。車載のセカンダリコンピュータ、独立した衝突検知・回避システム、冗長操舵や二重ブレーキ、独立電源などのバックアップ機構を備え、閉鎖コースで4万を超えるユニークなシナリオ検証やハザード分析、極端環境での耐久試験を通じて弱点を洗い出して改良を重ねています。これらは、技術の安全性を設計段階から組み込む「予防的なDX」設計の好例です。

また、GO株式会社とWaymo、日本交通の三者は、2024年12月に東京でWaymo Driverのテストを行うための戦略的パートナーシップを締結しました。三社は、人口減少や労働力不足に起因する移動課題の解決を目指し、段階的にプロジェクトを進めることを表明しました。初期フェーズは2025年に東京都心で開始予定とされ、日本交通の乗務員が車両を操作しながら公道での検証を行う計画でした。GOは世界的な自動運転技術と連携して日本の交通課題に挑む意向を示し、Waymoは東京の移動ニーズを理解して現地に適合させる土台作りに意欲を示しました。日本交通は長年の運行ノウハウを活かして実運用の知見を提供するとしていました。

アプリを使ってタクシーを呼びました。
ボタンを押すと扉が開きます。
本当に人がいない…意外と乗り心地が良かったです!

実際にアメリカでWaymoの自動運転タクシーに乗ってみました。初めての自動運転体験ということもあり、最初は少し緊張しましたが、車は人や建物、周囲の車両を正確に認識し、スムーズで安心感のある走行でした。
自動運転がここまで実用化されていることに驚くと同時に、日本でもまもなく本格的な自動運転時代が始まるのではないかと感じました。タクシーだけでなく、人手不足が課題となっている物流分野などへの展開にも大きな可能性を感じます。

レポート/DXマガジン編集部

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.