
マッチングアプリ「タップル」が大阪府警と連携し、2025年10月1日からSNS型ロマンス詐欺の啓発を強化します。コミック風「キュンとくるセリフ」ポスターで“口説き文句”を可視化し、府内利用者の「気づき促します。
視覚化で利用者の「気づき」を促す施策


株式会社タップル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平松繁和)は、2025年10月1日より大阪府警察と連携したSNS型ロマンス詐欺被害防止の啓発活動を開始しました。今回の取り組みは、アプリ内での注意喚起記事配信と、コミック風の公式ポスター掲出を中心に展開され、府内に居住登録のある利用者に向けて被害予防を強化します。プランナーの岡シャニカマ氏(ない株式会社)が企画・制作した「キュンとくるセリフ」シリーズは、ロマンチックに聞こえる言葉が詐欺の手口であることを視覚的に示す構成です。
ポスターはコミック本の表紙を思わせるデザインで、犯行グループが実際に用いる典型的なシナリオを4種類用意しています。メモ帳など啓発品の背面にはあらすじやバーコードを配し、本物のコミックの背表紙を模したユニークな仕立てにすることで、利用者が「キュン」とした瞬間に立ち止まり、疑うきっかけを与えることを狙っています。さらに同デザインを用いた15〜45秒のショート動画をサイネージで放映し、府警公式SNS(YouTube、X)と相互連携して周知を図ります。
アプリ内では、大阪府に居住登録のある利用者向けにロマンス詐欺の典型的手口や注意点を分かりやすく解説した記事を配信します。また、警察相談専用ダイヤル「9110」や消費者ホットライン「188」、大阪府警察公式サイトへの相談・通報先を明記し、怪しいと感じた際にすぐ相談できる体制を整えています。大阪府遊技業共同組合の協力のもと、府下警察署・交番、駅、商業施設での掲示も進められます。
タップルは本施を「恋愛総量最大化」というパーパスに紐づけ、安心・安全な出会いの場の提供を最優先に位置付けています。代表の平松繁和氏は、今回の官民連携により利用者が被害に遭う前に“気づくきっかけ”を作ることを目的としているとコメントしています。併せて同社はIMS認証、TRUSTe、HDI3つ星などの第三者認証取得や、24時間365日の監視パトロール、公的証書による本人確認、顔認証、AIによる不正検知など複数の安全対策を継続して実施する旨を明らかにしています。
詳しくは「株式会社タップル」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
