八王子市が導入した健康アプリ『てくポ』が、60歳以上の参加者1万3,000人を突破。歩く・食べる・脳トレ等の健康活動を促進し、医療費抑制効果も見込まれています。自治体の健康促進施策のモデルケースとして注目を集めています。
東京都八王子市は2021年10月より、健康アプリ「脳にいいアプリ」を活用した健康ポイント施策『てくポ』をスタートしました。導入から3年7か月が経過し、60歳以上の高齢者ユーザー数は13,140名となり、対象高齢者の約7％に相当します。累計の歩数は約261億歩に達し、歩数データから推定される医療費の抑制額は約16億円という試算が出されています。
『てくポ』では、「歩く」「食べる」「脳トレ」「ボランティア参加」など、日常の健康・社会活動をアプリ内でポイントとして管理。貯めたポイントは市内協力店舗での買い物やキャッシュレス決済サービスで利用でき、参加者に継続動機を提供しています。
プログラムの継続率も非常に高く、登録者のうち80%以上が活動を継続中。歩数や歩行速度の上昇も確認されており、「無関心層」への参加促進にも成果が出ています。八王子市は今後、期間限定のミッションやゲーム要素の強化、民間企業との連携による健康サービスの拡充などを計画中で、地域全体で健康長寿を支える体制づくりを進めています。
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レポート／DXマガジン編集部
