
スマートシティ企画株式会社は、桐蔭横浜大学発ベンチャーのペクセル・テクノロジーズと連携し、「ペロブスカイトソーラーセル技術評価・事業化支援サービス」を開始した。導入を検討する自治体や企業に向け、専門家が技術面と事業面を総合的に評価し、最適な事業モデルを提案する。国産ペロブスカイト太陽電池の競争力強化を目指し、社会実装の加速を後押しする。
導入課題を明確化し、最適な事業モデルを提示
ペロブスカイト太陽電池(PSC)は、軽量かつ薄型でデザイン性に優れ、従来のシリコン太陽電池では設置が難しかった場所でも導入できる点が強みだ。カーボンニュートラル実現やGX2040ビジョンの推進に向け、その実装が期待されている。
一方で、技術は進化途上にあり、適用分野や事業モデルは絶えず変化している。導入を検討する自治体や企業にとって、限られた情報の中で最適解を選ぶのは容易ではない。
今回のサービスでは、PSC開発の第一人者・宮坂力氏が率いるペクセル社が技術評価を、太陽光発電システムや環境技術分野で実績を持つスマートシティ企画が事業性評価とモデル提案を担当。検討フェーズに応じた柔軟な支援を行う。
初期相談は無料とされており、「導入済」「導入予定」「検討中」といった状況にかかわらず利用可能だ。国産PSCの社会実装を加速させ、国際競争力の強化につながる取り組みとして注目される。
詳しくはスマートシティ企画株式会社の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部
