子供がSOS「学校に行きたくない」学級崩壊の悲惨な現状を本人と親に聞いてきた。

学級崩壊というとドラマの中の出来事・・・という感覚の親御さんもいるのではないでしょうか。今回は、学級崩壊が疑われるとある小学校に通うA子ちゃんとその御両親に実際にお話を聞くことができ、クラス内の様子をうかがい知ることが出来ました。いじめに遭っているわけでもなく勉強が嫌いなわけでもないのに「学校に行きたくない」と訴える子供のSOSに耳を傾けてきました。

学級崩壊で「学校に行きたくない」

新学年になり少ししてから「一部の男子が授業中歩き回ったり遊んだりして授業に集中できない、そんな姿を見ているとイライラする。」とA子ちゃんが自宅で話すようになったと言います。

担任が注意をしても収まることはなく、授業が中断することもよくあり一部男子の行動は更にエスカレート、勝手に席替えをする、先生の見ていないところで他の男子に暴力を振るうのを見る事もあるといいます。

A子ちゃん自身が叩かれた事は無いと言いますが暴力を振るっている姿を見ているのがイヤ、暴力はないけれど差別的な発言など暴言を吐かれることもあったことから「学校へ行きたくない」と言い出したようです。

A子ちゃんが担任に相談しても「あのコ達はああいう子だから気にしないで放って置けばいい。」と言われ、問題解決をする様子が伺えないためどうしたらいいのか分からないとご両親も頭を抱えています。

他の保護者は、担任に直接「授業中男子が騒いでいるようですね？」と聞いたところ「元気があって可愛い子達ですよ。」と深刻さを感じさせない回答だったと言います。

一部男子生徒によりよく授業が中断するという異常事態にもかかわらずこれを学級崩壊と受け止めていないかのような担任の言動に、今回お話を聞かせて頂いたご両親は担任に不信感を持っている様子が伺えました。

学校へ行くな！と訴えるゆたぽんの発言には賛否がありますが、

学校へ行きたくても行きたくないと訴える子供達のSOSに耳を傾けてくれず、問題解決をしようとしない担任と今後どのように向き合っていくべきなのか深く考えさせられます。

重点課題Ⅳ「学級崩壊」対策 - 神奈川県　http://www.pref.kanagawa.jp/docs/v3p/ijime-bouryoku/documents/handbook2.pdf

画像掲載元　写真AC