八代英輝氏「質問する側にも節度…」フジテレビの誠意見えたが、人権侵害起こした人物起用なぜ？

八代英輝弁護士（2012年7月撮影）

弁護士八代英輝氏（60）が28日、TBS系「ひるおび」（月～金曜午前10時25分）に生出演。27日午後4時から始まり、28日午前2時23分に終了したフジテレビの“やりなおし会見”についてコメントした。

MC恵俊彰（60）が「10時間を超える会見で、フジテレビはCMも流さず報道し続けたということなんですが、八代さん、ご覧なりました？」と水を向けると、「はい、（午前）1時半ぐらいまで見ていたんですけれど、今日の（ひるおびの）放送の準備もあるので、休んだんですけれども、1時半の時点ではまだ1周しそうな雰囲気もあったので、まだ終わらなさそうかなと思いました」と語った。

そして八代氏は「受けた印象としては、目の前にいる視聴者に対して、質問に答え続けることで質問者の先にいる視聴者に対して、誠実に疑惑に応えようという姿勢は見えました」とフジテレビ経営陣の誠意は感じ取ったと話した。

一方で「ただ、核心部分になると、当時の認識を正直に話しているのか、女性のことをおもんばかって、唐突に番組が終わることで臆測が生まれることをおもんばかって、1年半も漫然と重大な人権侵害を起こした人物を起用し続けたという理由については、納得がいくことはできなかったな、と部分がありました」マイナス面についても指摘。

さらに「10時間にわたったという一因にもあるんですけれども、途中に休憩が1回しか設けられなかったということ」とし、続けて「質問者の質問がかなりまとめられていなくて、質問が長い時間にわたる方もいらっしゃったので、質問する側にも節度が求められる結果になった」と評した。