MK53S系スズキ・スペーシア | STYLE WAGON NEWCOMER FLASH

デザイン、実用性、安全性……全方位進化のスペーシア

SUZUKI Spacia / Spacia CUSTOM ズズキ・スペーシア/スペーシアカスタム

2013年に激戦のKハイトワゴン市場に導入された初代スペーシアは少し地味な外観だったため、ライバルのタントやN-BOXに対して販売面では苦戦を強いられていたが、2代目となる新型はガラリと印象を変え、最新の安全装備を採用することで巻き返新型スペーシアのスタイリング」がモチーフとなっており、ボディサイドに窪みを設けているのが特徴。先代同様に親しみやすい外観の標準系と精悍なスタイリングのカスタムを設定。標準系は角を丸くした四角を多用して、愛嬌のあるスタイリングを作り上げている。

しを図っている。

カスタムは先代末期に追加されて好評を得ていたカスタム2のイメージを踏襲しながら、フロントマスクの厚みを増すことで、よりワイルドなテイストに仕上げた。インテリアも助手席アッパーボックスの蓋をスーツケース状にするなど、クルマ全体に遊び心が溢れている。

先代よりも全高が8mm、ホイールベースが拡大されているため、室は軽くて頑丈そうなスーツケース内はだいぶ広くなった。着座位置がを全車に採用。カスタムにはター前席で、後席で9mm高くなったので運転もしやすくなっている。「装備面も大幅に進化し、歩行者にも対応した自動ブレーキなどが搭載される、デュアルセンサーブレーキサポートを全車に標準装備。さらにKカーで初となる後退時の衝突被害軽減ブレーキやサイドエアバッグまでも標準装備されている。フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイも設定するなど、Kカーとは思えぬほど先進装備が充実している。

パワートレーンは発電機とスターターを兼ねたモーターが走行アシストを行い、低速時にはEV走行も可能な、マイルドハイブリッドボも用意されている。ボディは軽量で剛性の高い、新世代プラット「フォームにアップデートされた。「新型スペーシアは魅力度を大「幅に高めているので、今後はライバルたちと熾烈な販売競争を繰り広げるに違いない。

最良燃費30km/L(ハイブリッドG)を達成した理由のひとつが、全レード標準としたマイルドハイブリッドシステム。任意にモーター出力を活用できる、パワーモードスイッチも搭載する。

スーツケースをモチーフとした助手席前のパネルなど、遊び心を兼ね備えたコックピットは、ワイド感のある水平基調だ。標準は黒系とベージュ系、カスタムは黒&メッキ系の色となる。

後席はワンタッチで倒れ、軽い力で荷室がほぼフラットになる。荷室開口高を拡大し、荷室地上高を下げるなど、広く低くすることで女性にも扱いやすく進化。27インチの自転車も収納可能。

所狭しと用意されている収納。なかでも注目が助手席前で、最上段のトレー。その中、さらに机のような引き出し部にはBOXティッシュを収納可能。もちろんドリンクルダーも付く。

室内の空気を効率良く循環し温度を均一に保つ、スズキ初のサーキュレーターを搭載。可動フラップの調整で、風の流れを任意に変更できる。冷暖気が後席に流れるため重宝する。

俯瞰&3D映像での安全確認ができるカメラパッケージや、フロントガラスに速度等を映し出すヘッドアップ機能(標識認識「可)、後方誤発進抑制機能など、Kカー初となる機能も満載。

SPECIFICATION

グレード名　カスタム/ハイブリッドXSターボ

全長×全幅×全高(mm)　3395×1475×1785

室内長×室内幅×室内高mm)　2155×1345×1410

JC08モード燃費消費量(km/L)　25.6(2WD) /24.0(4WD)

エンジン排気量・種類　0.658cc・直列3気筒DOHCターボ

エンジン最高出力[kW(PS)/rpm]　47(641/6000）

エンジン最大トルク[Nm (kgf-m)/rpm)　98(10.0) /3000

モーター最高出力[kWIPS)]　23(3.1)/1000

モーター最大トルク[Nmkgf・m]　50(5.1)/100

乗車定員(名) 　4

タイヤサイズ　165/55R15

価格 178万7400円(2WD)/190万8360円(4WD)」

全グレードの価格は、127万4400円(ハイブリッドG-2WD)~190万860円(ハイブリッドXSターボ・4WD)。

スズキ・スペーシアのサイトへ

「スタイルワゴン2018年2月号」より

リンクが見えない場合はオリジナルサイトへ！ (続く

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