釧路~北見~旭川間を運行する昼行バス「サンライズ号」
サンライズ号は3列独立シート・トイレ付きの高速バス
【サンライズ号乗車レポート】8:13釧路駅前バス停から乗車!
11:13~11:45、北見BT(北見駅前)でトイレ休憩
15:05(定刻15:15の10分前)、旭川駅前バス停へ到着!
釧路~北見~旭川間を運行する昼行バス「サンライズ号」
今回ご紹介するのは、釧路~北見~旭川間を運行する昼行バス「サンライズ号」。阿寒バス、北見バス、道北バスの共同運行の路線です。今回は釧路発の阿寒バス運行便に乗車してきました!
サンライズ号の車両は3列独立シート・トイレ付き。昼行便のみで、釧路~旭川便間を結ぶバスが片道それぞれ2便、北見~旭川を結ぶバスが片道それぞれ1便、合計片道3便ずつ毎日運行しています。(2025年9月1日以降は釧路~旭川便の路線のみとなります)

阿寒バスの車両外観は、目を惹くきれいなオレンジ色。遠くからでもよく目立ちます。実は釧路は「霧の釧路」と言われることもあるほど、霧が多くて有名な街だそう。キリっと目立つ車体カラーは嬉しいですね!
車体の側面には「AKAN BUS」のロゴが入っています。

ではまず、バス車内の様子からご紹介します!
サンライズ号は3列独立シート・トイレ付きの高速バス
前述の通り、車内の座席は3列独立シート仕様。横3列×縦10列で、トイレの分の2席が減り、全部で28席です。

サンライズ号は昼行便のみですが、中身は夜行便に用いられるのと変わらないゆったりシート。リクライニングを倒さなくても、十分にくつろげる余裕があります。

リクライニングをフルで倒すとかなりゆったり! 体感で130度くらいに感じました。さらに足元にはフットレスト・レッグレストがあり、しっかり足を休められます。フットレストは靴を脱いで利用します。


座席の脇には1座席1つずつUSBポートが完備。車内はフリーWi-Fiで、座席前の案内ボードで接続方法が確認できます。


トイレは車体の中央付近。階段を降りていく形です。

私が個人的に素敵だなと感じたのが、ヘッドシート。ツルが優雅に羽ばたく姿がデザインされているのです。そういえば釧路はタンチョウの生息地! ご当地愛を感じられてほっこりします。

【サンライズ号乗車レポート】8:13釧路駅前バス停から乗車!
今回の乗車は、釧路駅前から。8:13に釧路駅から乗車、北見駅を経由し、15:15旭川駅までを乗り通す、約7時間のバス旅です。
なおサンライズ号のバス停は、釧路の始発「阿寒バス本社」から旭川の終点「道北バス本社」まで全部で22。釧路駅~旭川駅で換算すると、約7時間2分のバス旅となります。
参考までに、今回私が乗車した便(104便)の途中のバス停と所要時刻は下記の通りです。
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●阿寒バス本社7:40 → ●フィッシャーマンズワーフMOO8:00 → ●釧路駅前8:13 → ●鳥取大通2丁目8:21 → ●鳥取分岐8:25 → ●星が浦ショッピングセンター8:27 → ●大楽毛(おたのしけ)駅前8:33 → ●阿寒町8:58 → ●阿寒湖BC9:43 → ●津別BT10:23 → ●北見BT11:13 → ●東相内11:57 → ●相内12:01 → ●留辺蘂(るべしべ)12:17 → ●温根湯(おんねゆ)12:31 → ●層雲峡(そううんきょう)13:42 → ●上川森のテラスバスタッチ14:10 → ●愛別橋14:33 → ●当麻20丁目14:47 → ●永山2条19丁目14:55 → ●旭川駅前15:15 → ●道北バス本社15:30
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私が乗車する「釧路駅前」バス停は、釧路駅前のロータリー沿い。釧路駅前バスターミナルのすぐ前にありました。取材日の朝は霧もよう。約7時間の長距離乗車になるので、飲み物と念のための軽食を持って待機です。


バスが到着したのは、定刻の約10分前。取材日の釧路駅からの乗客数は、私を含めて10人前後でした。

乗車票はプリントアウトして持参しましたが、実際は名前確認だけで乗車できました。出発時刻も定刻通りの8:13。とてもスムーズにバス旅がはじまりました!
ちなみに出発のあとも、窓の外の景色は一面の霧。「外の景色があまり見えなくて残念」なんて思っていたのですが、しばらく走っていくうちに、みるみる霧が晴れて快晴に!
さすがは「霧の釧路」、釧路を抜けたら晴れるとはすごい……。取材日にたまたまそうなっただけかもしれませんが、なんだか感心してしまいました。


11:13~11:45、北見BT(北見駅前)でトイレ休憩
釧路駅のあとには簡単なアナウンスが。バスの運行ルートや簡単な車内注意などが伝えられました。
そのあとはいくつものバス停を経て、9:48には阿寒湖BCで5~10分ほど停車。時間調整と人数確認のためとのことでしたが、ここでトイレに行く人もいました。
その後、バスは11:13に北見BTへ到着。ここで乗客を迎えつつ、30分休憩となりました。阿寒湖BCでの休憩は任意だったため、実質ここが唯一のトイレ休憩です。

北見BTは北見駅の前。バス停の目の前にはバスの待合所があり、ソファーやカウンターのほか、自動販売機やトイレも利用OKです。
また北見駅にはコンビニ「北海道四季彩館」があり、軽食やおやつ、飲み物から、北海道土産まで購入可能。バス停近くには「北見ハッカミント」もあり、こちらでも飲み物やお土産が購入できました。


この30分休憩は、ほかの乗客の方々はバス車内で簡単にお昼をとる人が多いようでした。私もトイレに行ってお店をちらっと覗いたあと、バスの中で軽食をパクリ。まだ11時台なので、それほどお腹も空いておらず、軽食で十分という感じでした。
その後11:40頃、乗務員さんによる車内の人数確認があり、11:45にバスは再び発車。発車後には車内アナウンスがあり、走行ルートや主要バス停の到着予定時刻、車内注意などが流れました。このあとは、緊急の場合以外のトイレ休憩はなしとのこと。
15:05(定刻15:15の10分前)、旭川駅前バス停へ到着!
いくつも降車バス停に停まりながら、バスは順調に旭川方面へ。途中、温根湯(おんねゆ)や上川などのバス停では、到着3分ほど前にアナウンスが入りました。
引き続き旭川駅の直前にも到着アナウンスが流れ、15:05には旭川駅前に無事到着! 定刻では15:15到着予定だったので、10分前の到着です。
乗務員さん、ありがとうございました!

旭川駅前バス停は、旭川駅のロータリー沿い。目の前には旭川駅があり、斜め前にはバスターミナル表示もあるのでわかりやすいのが嬉しい!

サンライズ号は3列独立シート座席でくつろぎながら移動できるのが魅力のバス。釧路から旭川まで乗り換えなしに移動できるのは高速バスだけです。
しかも途中の停留所が多いため、行きたい場所に合わせて自分好みに使いやすいのも嬉しい特徴。
個人的には、釧路・北見・旭川は駅前に到着できるので、電車や路線バスと組み合わせた旅日程も組みやすいのがいいなと思いました。駅にはレンタサイクルなどもあるので、組み合わせ次第で旅の幅がどんどん広がりそうです。
どうぞサンライズ号を便利に使って、北海道旅を楽しんでくださいね。
おまけ:旭川駅のバス旅グルメ
ちなみに到着の15時頃は、ちょうどお腹がちょうど空いてきた頃合いでした。お昼ご飯が車内で軽食を食べただけで物足りなかったのもありまして……。なので、行ってきました、旭川グルメ!
実は旭川はラーメンが有名と聞いて、めっちゃ気になっていた私。バスから降りたその足で、駅から徒歩約5分のラーメンの名店「らーめん山頭火」さんへ食べに行きました。

山頭火さんのスープは豚骨濃厚。豚骨好きの私にはめっちゃツボでした!
中途半端な時間なのが気になってスモールサイズを頼んだのですが、これは普通サイズでもペロッと行けたかも。

らーめん山頭火 旭川本店
0166-25-3401
11:00~22:00 ※スープがなくなり次第終了する場合あり 木曜定休(祝日の場合は営業)
Webサイト
※取材協力:阿寒バス
(陽月よつか)
