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登山に必要な天気図の知識 高気圧・低気圧について


登山のときに知っているとちょっとお得な天気図の知識について解説します。今回は「高気圧・低気圧編」です。


なぜ登山に天気が重要なのか

登山のために天気予報を見ている時、「この雨マークはどうしてついているのだろう?」「この天気予報はどれくらいの確率で当たるのだろう?」と疑問に思うことはありませんか?

実は、天気予報で表示されている天気マークの傾向をある程度把握する方法があります。
気象予報士ほどの知識が必要というわけではないものの、天気予報の傾向を知るためにある程度必要なのが、天気図を読む力です。

そもそも、登山をするうえでなぜ「天気」が重要なのでしょうか?

これには様々な答えがあると思いますが、登山における遭難や死亡事故は、天気が関わることが多いです。
例えば、暴風による転倒や滑落、大雨による視界不良や転落、低体温症、土砂災害、そして落雷など、登山中に遭遇すると命に関わる気象現象は沢山あります。

安全に登山をするためには、これらの危ない気象現象に遭遇しないことが大切です。
そのために、登山の際は天気予報をよく把握するようにしておきましょう。


天気図とは

テレビの天気予報コーナーでもよく気象予報士が解説に用いている天気図は、正式名称でいうと「地上天気図」と言います。

実は、天気図には「地上天気図」のほかに、「高層天気図」もあるのですが、これらは気象予報士が普段天気予報をする際に見ているもので、これらを一般の人が読み解くのは難易度が高いです。
高層天気図を読み解くことができなくても、地上天気図を読み解くことで天気予報の根拠を十分把握することができます。


高気圧・低気圧とは

今回は、天気図の中に描かれている「高」「低」というマークについて解説します。

これらのマークは高気圧、低気圧とよばれるものです。高気圧は周りよりも気圧が高いところのことを言い、低気圧は周りよりも気圧が低いところをいいます。

高気圧は、空気が地表付近に集まって地面を押す力が強まることでできます。高気圧の周りでは下降気流が起こるため、雲ができにくく晴れが続きます。一方、低気圧は、地表から上空へ空気が上昇気流となって移動することで、空気が地面を押す力が弱くなる現象です。上昇気流が発生することで、低気圧付近では雲ができやすく、雨になりやすいです。

つまり「高気圧付近では晴れ」「低気圧付近では雨」になることが多く、これを覚えておくだけでも天気予報の根拠がわかり、安全に登山をすることができます。

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