
8日(月)は青森県東方沖を震源とする震度6強の地震が発生。気象庁は、続けて大規模地震が発生する可能性が平常時と比べて相対的に高まったとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表中。日頃から地震への備えを。
●青森県沖では地震が相次ぐ
8日(月)午後11時15分頃に青森県東方沖を震源とする震度6強の地震が発生しました。この地震以降、今日10日(水)午前11時までに全国で観測された地震は26回で、このうち青森県東方沖を震源とする地震は20回。震度3の揺れが3回、昨日9日(火)の朝には震度4の揺れも観測しています。
地震発生から1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性があるため注意が必要です。
●北海道・三陸沖後発地震注意情報 発表中
気象庁は、後発地震への注意を促す情報を発表する基準を満たしていることから、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を、2022年12月の運用以来、初めて発表しています。
これまで発生した過去の事例から、先発地震の後に巨大地震が発生することがあります。このような事例は、世界的に見ても可能性は百回に1度程度ですが、巨大地震が発生すると甚大な被害が予想されます。日頃から地震への備えを行っておくことが大切で、家の中に危険な箇所はないか、避難経路や非常用グッズなどを確認しておきましょう。
●防災グッズの確認をする
万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。
情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。地震による停電や通信回線が集中しても、いち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。
また、暖を取る方法として保温効果がある新聞紙もあると良さそうです。新聞紙を数枚重ねてつなぎ目をテープで止めて羽織ると、上着のように羽織れたり、肩掛けショールにしたりすることができます。
