
今日11日の昼過ぎ、釧路で「初雪」が観測されました。平年より4日遅く、去年より5日遅い観測です。
●冬の便り 釧路で「初雪」観測
今日11日も北日本を中心に冬型の気圧配置が続いていて、上空1500メートル付近にはマイナス6℃以下の寒気(平地で雪の目安)が流れ込んでいます。北寄りの強い風に乗って、日本海側から雪雲が流れ込んだため、太平洋側の釧路でも一時的に雪が降ったものとみられます。この雪で釧路周辺で積雪となることはなさそうですが、明日12日の朝は氷点下の冷え込みとなりそうです。雪や雨で地面が濡れている所では、明日朝、凍っている恐れがあります。路面の凍結にご注意ください。
なお、釧路地方気象台では、観測機器による自動観測です。初雪は、降水と気温や湿度から自動で判別し、発表されています。
●路面の凍結 特に注意すべき所は
雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。
