
今日27日は、まるで冬のような天気分布です。太平洋側では午後も広い範囲でおおむね晴れますが、冷たい風が強まるところもあるでしょう。一方、日本海側では雨が降りやすく、北海道では次第に雨から雪へと変わるところがありそうです。
●気圧配置は「西高東低」に まるで冬のような天気分布
日本付近は西に高気圧、東に低気圧の、冬によく見られる「西高東低」の気圧配置に変わりつつあります。等圧線の間隔も狭く、各地で北から西よりの風が強まるでしょう。また風に乗って、上空には寒気が流れ込んできます。上空1500メートル付近で0℃以下の寒気(降れば「山で雪」の目安)が東北北部から北海道に流れ込む見込みです。
●太平洋側は晴れるところ多い 日本海側は雨で雪に変わるところも
今日27日の午後は、太平洋側で晴れるところが多いでしょう。東京都心では日中の気温が21℃まで上がり、昨日より5℃も高め。肌寒さは解消されそうです。東海から西も日差しが届き、最高気温は20℃以上ですが、冷たい風が強まりそうです。特に夜はヒンヤリ感じられますので、服装選びにご注意を。
一方、北陸から北の日本海側では午後も雨の降るところが多いでしょう。局地的に雷を伴って雨脚が強まる恐れがあります。落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。また北海道の日本海側では雨から次第に雪に変わり、夜は平地でも雪が降る可能性があります。
●北海道では暴風に警戒 近畿地方では「木枯らし」が吹く可能性
今日27日の午後は各地で風が強まるでしょう。特に今夜以降は北海道の日本海側で、西寄りの風が非常に強く吹く見込みです。交通機関に影響が出る恐れがありますので、早めに帰宅をした方が良さそうです。
また近畿地方でも北寄りの風が強まり、※「木枯らし1号」が吹く可能性があります。午後も日差しが届きますが、風はひんやりと感じられそうです。
※木枯らしとは、晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風のことで、シーズン最初の木枯らしを「木枯らし1号」として気象庁が発表しています。
