東海地方は、明日7日(火)は波が高くなるなど、台風22号の影響が出てきそうです。8日(水)以降は、台風の進む速度や進路の予想に幅がある状況のため、最新の台風の動向に注意してください。
●今日6日～明日7日 台風の影響は?
東海地方は、今日6日は、まだ台風の影響はないでしょう。高気圧圏内で、日中は晴れて厳しい残暑となりそうです。夕方から夜は、気圧の谷や東寄りの湿った空気が入る影響で、雲が広がりやすく、雨の降る所がある見込みです。長い時間降るような雨ではなく、大雨にはならないでしょう。
中秋の名月は、夜のはじめ頃、雲の隙間から見られる地域がありそうです。夜空を見上げてみるのはいかがでしょうか。
明日7日は、台風の影響が出てきそうです。波はうねりを伴い、三重県や静岡県は3メートルと高い予想です。高波に注意してください。今日6日より日差しは少なく、東寄りの湿った空気が入りやすくなるため、雲が多いでしょう。朝晩を中心に雨の降る所がある見込みです。大雨の心配はないでしょう。
●台風22号の今後の進路
台風22号は、今日6日午前9時現在、父島の南南西約240kmにあって、西北西へゆっくり進んでいます。中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は23m/sです。台風は、海面水温が高い海域を進むため、今後も発達する見込みです。今日6日から明日7日にかけては西寄りに進んだ後、8日(水)には進路を東寄りに変えて、東海地方から関東の南の海上を東へ進む見込みです。
現在の予報円の中心を通る場合は、東海地方の広い範囲での影響はないでしょう。沿岸部を中心に雨や風が強まる程度となりそうです。予報円の北側を進んだ場合、広い範囲で雨や風が強まり、荒れた天気となる可能性があります。進む速度や進路の予想に幅がある状況のため、最新の台風情報に注意してください。
●8日(水)以降は台風の動向に注意
8日(水)以降、今週後半にかけては、台風の動き次第で天気が変わりそうです。台風周辺の暖かく湿った空気の影響を受ける可能性もあります。最新の台風の動向や気象情報に注意してください。
※必ずしも、8日(水)21時に、台風がこの予想と同じ状況になるとは限りません。
●高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで
台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。
そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。
