
9月17日(水)の21時55分頃にトカラ列島近海を震源とした最大震度5弱の地震が起きました。大きな地震のあと1週間程度は同程度の地震が起こる可能性があるため、注意が必要です。また、今朝はカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード7.8の地震がありました。大きな地震はいつ起こるか分かりません。日頃からの大地震への備えをしましょう。
●トカラ列島近海では、最大震度5弱程度の地震にまだ注意
9月17日(水)の21時55分頃に、トカラ列島近海を震源としたマグニチュード4.7の地震が発生し、諏訪之瀬島(すわのせじま)で震度5弱の地震を観測しました。この地震のあとも地震活動は活発で、今日19日13時現在、トカラ列島近海を震源とする地震は最大震度4が3回、最大震度3が10回観測されています。気象庁は、17日の最大震度5弱の地震と同程度の地震が1週間ほどは起こる可能性があるとして注意を呼び掛けています。揺れが大きかった地域では落石やがけ崩れが起こりやすくなっている可能性があるため注意が必要です。
また、この24時間以内(12日11時00分~19日11時00分)に日本全体では震度1以上の地震が102回ありました。
●今朝はカムチャツカ半島で大きな地震
今日19日(金)3時58分頃には、カムチャツカ半島付近を震源とする、マグニチュード7.8の地震がありました。この地震によって、日本の沿岸でも若干の海面変動があるかもしれないと、北西太平洋津波情報を発表しました。
トカラ列島やカムチャツカ半島付近以外でも、大きな地震がいつ起きるかわかりません。いつ大きな地震や、それに伴う津波が発生した場合も、身を守る行動がとれるように日ごろの備えを行ってください。
●地震に備えて
地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。
