
20日(土)から21日(日)は、低気圧の影響で北海道や東北では雨や風が強まり、警報級の大雨や大荒れの天気となる恐れがあります。22日(月)から24日(水)頃は全国的に晴れますが、猛暑にはならず、朝晩は涼しい空気に包まれるでしょう。南の海上では3つの熱帯低気圧があり、今後、台風に発達する予想です。台風の動向に注意。
●20日(土)~21日(日)は北日本で警報級の大雨や大荒れの恐れ
20日(土)から21日(日)にかけては低気圧が北日本付近を進むでしょう。北海道や東北を中心に雨や風が強まり、警報級の大雨や大荒れの天気となる恐れがあります。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に警戒が必要です。
22日(月)から24日(水)頃は高気圧に覆われて、全国的に晴れるでしょう。日差しが届いても、猛暑にはならない見込みです。特に、朝晩は関東から九州でも20℃前後まで気温が下がり、秋を感じられるでしょう。
25日(木)は九州から近畿、北海道で雨が降りそうです。
●トリプル台風が発生か 沖縄では大しけの恐れ
南の海上には3つの熱帯低気圧があります。気象庁はこの3つの熱帯低気圧が今後、台風へ発達する見込みと発表しています。
一番西側の南シナ海にある熱帯低気圧は今後、台風になり、北西へ進み、華南へと進むでしょう。日本への直接的な影響はない見込みです。
真ん中のフィリピンの東の熱帯低気圧は今後、台風になり、発達しながら北西へ進む予想です。21日(日)は暴風域を伴い、22日(月)は強い勢力に発達するでしょう。23日(火・秋分の日)は強い勢力を保ちバシー海峡へと進む予想です。台風が沖縄に直撃する可能性は低いですが、沖縄近海では大しけとなる恐れがあり、警戒が必要です。
一番、東側のウェーク島近海の熱帯低気圧は今後、台風になり、西よりに進む予想です。20日(土)は南鳥島近海へ、23日(火・秋分の日)には暴風域を伴って小笠原近海へ進む予想です。小笠原諸島では雨や風が強まり、波が高くなる恐れがあります。その後の進路はまだはっきりしないものの、海面水温の高い海域を進むため発達し、本州付近に影響を与える恐れもあります。最新の台風情報に注意が必要です。
●台風に変わる熱帯低気圧の動向に注意
26日(金)以降は、沖縄では台風に変わる熱帯低気圧の影響で、雨や風が強まる恐れがあります。本州付近も台風に変わる熱帯低気圧の動向次第では荒れた天気となる可能性があります。まだ予測に幅があるような状況ですので、最新の台風情報・気象情報にご注意ください。
9月は台風シーズンです。ハザードマップの確認や非常持ち出し袋の確認など台風への備えを進めておくと良さそうです。
