
今週の北海道は、高気圧に覆われて晴れ間の出る日が多くなるでしょう。なお、上空には平年より暖かい空気が入りやすく、気温は高めに経過する見込みです。真夏並みの陽気となる日もある見込みで、札幌周辺や旭川、帯広など内陸では日中の最高気温が30℃近くまで上がる日もありそうです。9月も中旬となりますが、引き続き熱中症や食品の管理などに注意して下さい。
●12日(金)にかけて晴れ間が優勢に
この先一週間の予想気圧配置を見ると、先週まで北海道付近にかかっていた前線は本州方面に南下し、道内は12日(金)頃にかけて高気圧に覆われる日が多くなる見込みです。内陸を中心に日中は晴れ間の出る日が多く、外作業や散策などにも概ね良い日和となりそうです。なお、道北の稚内市周辺など宗谷地方では気圧の谷の影響を受けやすく、天気のぐずつく日が続きそうです。特に、今日(8日)夜から明日(9日)の夜遅くにかけては気圧の谷の通過の影響で大気の状態が非常に不安定となり、急な強い雨や落雷、また、竜巻などの激しい突風などが発生するおそれがあります。天気の急変に注意して下さい。
●今週末は広く天気が崩れる予想
なお、13日(土)から14日(日)にかけては、前線がやや北上して日本海から東北地方にかかるようになり、前線上の低気圧が北海道の南を通過する予想となっています。まだ5日程度先の予想なので今後の天気予想が変わることもあり得ますが、現状では雨の中心は低気圧の進路に近い道南から道東方面にかけての太平洋側となる見込みです。先月(8月)から今月(9月)にかけて道南では記録的な降雨となった所もあり、一時土砂災害などによる避難指示や道路の通行止めなどが発生した事例もありました。今週末も低気圧の発達程度や進路によっては道南でまた大雨となる可能性があります。最新の気象情報に留意してください。
