
気象庁は今日28日、向こう1か月(8月30日~9月29日)の天候の見通しを発表しました。向こう1か月も全国的に平均気温は高く、特に9月中旬にかけてはかなり高くなるでしょう。降水量は、関東など東日本の太平洋側で平年並みか少なく少雨傾向となるでしょう。日頃から節水を心がけましょう。
●全国的に厳しい残暑
北日本、東日本、西日本では、6月中旬以降、暖かい空気に覆われ気温の高い状態が続いています。向こう1か月も、全国的に暖かい空気に覆われやすいため高い状態が続くでしょう。特に、期間の前半(8月30日~9月12日)は、気温がかなり高くなるでしょう。
●10年に一度レベルの高温
全国的に向こう2週間も暖かい空気に覆われやすく、気温がかなり高い日が多くなるとして、気象庁は今日28日、「高温に関する早期天候情報」を発表。この情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
北陸は9月4日頃から、北陸以外の地域は9月3日頃から「かなりの高温」が予想されています。
今年は猛烈残暑が長く続くため、新学期に入っても「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、熱中症対策は万全に行いましょう。
●東北の太平洋側~関東、東海で少雨傾向
北日本、東日本、西日本では、6月下旬以降、高気圧に覆われ、降水量の少ない状態が続いている所があります。向こう1か月の降水量は、東日本の太平洋側は高気圧に覆われやすいため平年並みか少ないでしょう。一方、北日本の日本海側は、低気圧や前線の影響を受ける時期があるため、降水量は平年並みか多くなるでしょう。
向こう1か月の日照時間は東日本で多く、北日本、西日本は平年並みか多いでしょう。
東北の太平洋側では7月以降、雨の少ない状態が続いています。宮城県の鳴子ダムでは、7月29日に貯水率が0%となり、その後も1ヶ月以上にわたり0%が続いています。この先1か月も東北の太平洋側から関東甲信、東海では少雨傾向となるため、日ごろから水を大切に節水を心がけましょう。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】奄美地方・沖縄地方
