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「里崎指数」で見る盗塁駆け引きの妙 走者に脅威!オリックス田嶋大樹-若月健矢が指数トップ


【写真】25年バッテリー別盗塁阻止率と「里崎指数」

バッテリー間における盗塁の企図数に焦点を当てた里崎智也氏(49)の「里崎指数」は、今季で6年目となった。投球回数を盗塁の企図数で割り、1盗塁企図に要したイニング数を評価基準に、けん制、クイックの質、捕手の注意喚起、その総合力を里崎指数をもとに考えた。(データ=多田周平)

   ◇   ◇   ◇

盗塁は走者の走力に目がいきがちだが、けん制の巧みさと、盗塁の意欲をそぐクイックが、盗塁企図に大きく関わる。

今年の里崎指数を見ると、田嶋大樹-若月健矢(オリックス)の34・44がトップ。およそ34イニングに1盗塁チャレンジという計算になる。先発完投はめっきり減ったが、完投と仮定しても4試合で1盗塁企図。これは若月の注意喚起と、田嶋のけん制、クイックがいかに走者にとって脅威だったかが分かる。

この指数の究極としては、シーズンを通じ1度も盗塁の意欲を起こさせず、企図0となるが、現実には考えづらい。けん制、クイックが巧みでも、勝負をかけて走ってくるからスリリングな場面が生まれる。ファンの皆さんはこうしたデータを参考に楽しんでもらいたい。

投球回100回以上を対象データとしており、その中に楽天、ロッテ、ヤクルトのバッテリーがなかった。ここは来季に期待だ。

また、西武からは3組がランクインしているが、渡辺-古賀悠組は32・25と高い数値も、一方で同じ古賀悠が組んだ隅田、今井とのコンビでは7・20、6・61。1試合に1度は企図されており、対極な数値になった。

これも、バッテリー間での意思の疎通によって改善される過程(今井はメジャー挑戦の可能性がある)に注目したい。(日刊スポーツ評論家)

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