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【高校野球】21世紀枠で初甲子園目指す公立進学校生野「ドキドキワクワク」12日9候補校発表


【写真】甲子園球場

来春の第98回選抜野球大会(26年3月19日開幕、甲子園)の各地区の21世紀枠候補9校が、日本高野連から12日に発表される。大阪府から推薦された生野は吉村洋文大阪府知事(50)や宮本恒靖日本サッカー協会会長(48)らを輩出した公立進学校。野球部は甲子園出場0ながら今秋は大阪で16強入りを果たした。9地区の候補校から、来年1月30日に同枠で甲子園に出場する2校が選ばれる。

   ◇   ◇   ◇

これまでに21世紀枠で選出されたことのない大阪からは公立進学校の生野が推薦された。今秋は大阪16強入り。「打倒私学」を掲げ、4回戦では関大北陽に先制されながらもサヨナラ勝ち。5回戦で興国に1点差で敗れたが、食らいついた。主将の三島信理(しんり)内野手(2年)は「自分たちは圧倒的な強さはないけど、格上に食らいつくのは強み。持ち味は出せた」と自信を深めた。

選手は24人。グラウンドはラグビー部、陸上部などと共用のため、自由に使えるのは内野部分のみ。午後6時30分には完全下校のため、練習も平日は約2時間程度だ。暗くなれば簡易照明で部分的に照らすだけで、練習メニューは限られる。それでも選手らは前向き。今秋全4試合で先発し、4番も務める松本真外野手(2年)は「人数が限られているからコミュニケーションも多くとれる。ボールが触れる時間も多くなる」と話す。

22年からは外部スタッフによる「チームコーチング」を取り入れた。目標設定と課題、道筋を一緒に立てる。俯瞰(ふかん)的に見渡して足りていないところのアドバイスを受け、「本音で話し合う」場を設けた。指導者なしのミーティングとし、意見をぶつけ合った。新チーム当初は明確な目標がなかったが、今夏優勝校の「打倒・東大阪大柏原」に設定。三島主将も「目標があったほうがモチベーションが上がる。いい方向に動いた」と実感する。

文武両道を実践し、野球部員も多くが学習塾に通う。学校としても24年度は東大や京大、阪大などに合格。吉村洋文大阪府知事(50)や宮本恒靖日本サッカー協会会長(48)といったさまざまな分野で活躍する人材を輩出してきた。

写真部は22、23年と「写真甲子園」で2連覇。陸上部もインターハイで上位に進出するなど、全国大会でも活躍している。野球部も続きたいところだ。三島主将は「大阪で21世紀枠に選ばれれば初。生野としても初。歴史に名を残せたら」と良い知らせを待つ。聖地に1歩近づけるか、まずは12日の9地区の代表校発表に注目だ。【林亮佑】

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