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【現役ドラフト】日本ハムが“佐渡のドクターK”獲得!巨人から移籍の菊地大稀「必ず活躍」


【写真】巨人菊地大稀

<現役ドラフト>◇9日

“佐渡のドクターK”獲得!日本ハムは9日、現役ドラフトで、新潟佐渡市出身の巨人右腕、菊地大稀投手(26)を獲得した。186センチの長身から投げ下ろす力のあるストレート、フォーク、スライダーが武器。今季10イニングで16奪三振、奪三振率14・40と高い確率で三振を奪ってきたキレのある投球を生かし、新庄剛志監督(53)が指揮する新天地で、チャンスをつかむ。日本ハムからは松浦慶斗投手(22)が、入れ替わるように巨人に移籍する。

   ◇   ◇   ◇

佐渡島から初のプロ野球選手となった菊地が、今度は北の大地に渡る。現役ドラフトでの移籍が決まり、球団通じ「ジャイアンツでの4年間で多くの素晴らしい経験ができ、僕を成長させてくれました。今回の移籍は僕にとって大きなチャンス。必ず活躍します」と意気込みを口にした。

新選手会長清宮幸と同学年の26歳。日本ハム木田GM代行は高校時代から投球を見ており「新潟で見ていた時から担当スカウトとかは、ずっといい評価をしてくれていた」。桐蔭横浜大から21年育成ドラフト6位で巨人入り。成長過程もチェックし続けており、同GM代行は「大学とジャイアンツと経験して、いいピッチャーになってきた。本当にいい現役ドラフトだった」と手応えを口にした。

最速154キロの本格右腕で、今季は登板7試合、10イニングで16三振を奪った。木田GM代行は「三振が取れる。そういったところを、さらにファイターズに来て発揮してもらえれば。期待しかしていない」。日本ハムのリリーフ陣は今季、田中の49試合が最多で、守護神も固定できなかった。先発陣は沢村賞の伊藤、防御率2位の北山、若い達、福島にベテラン左腕加藤貴、山崎と盤石。課題の中継ぎ陣に、23年50試合登板のタフ腕を加え、10年ぶりのリーグ優勝を引き寄せる。

育成から何度もはい上がってきたハングリー精神も魅力だ。1年目の22年に支配下登録され、16試合登板も、昨季は1軍登板なし。オフに自由契約となったが、育成契約を結び、今季7月29日に再度、支配下契約を勝ち取り、7試合で防御率1・80と好成績を残した。2月に第1子となる長女も生まれ、契約更改の場では「妻と娘に幸せになってもらいたい。そのために頑張りたい」と力強く抱負を口にしていた。どん底を知る来季5年目右腕が新天地で躍動し、家族と北海道の野球ファンを喜ばせる。【永野高輔】

◆菊地大稀(きくち・たいき)1999年(平11)6月2日生まれ、新潟県佐渡市出身。佐渡-桐蔭横浜大を経て、21年育成ドラフト6位で巨人入団。22年4月29日に支配下登録され、同日阪神戦で1軍デビュー。同年は16試合に登板。23年は50試合に登板し4勝4敗、1セーブ11ホールドの活躍。24年は1軍出場がなく、25年から育成契約。7月末に支配下に復帰し7試合に登板した。186センチ、89キロ。右投げ左打ち。

◆現役ドラフト 日本プロ野球選手会の要望に日本野球機構(NPB)が応じ、22年オフから導入。各球団は外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手などを除き、指名対象選手(来季年俸5000万円未満)2人以上のリストを提出。来季年俸5000万円以上1億円未満は1人認められ、その1人を含む場合は3人以上のリストを提出。各球団はリストの中から指名希望選手を議長に通知し、最も獲得票を集めた球団が最初に指名。その後は選手を取られた球団に指名権が移る流れを繰り返し、1巡目は必ず各球団1人が出て、1人が入る。2巡目は今回から「指名意思あり」「指名意思なし」「不参加」のいずれかを議長に通知。移籍の活発化を狙い、獲得意思がなくても放出のみで参加できる方式となった。リスト、会議は非公開。

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