
南国の地で“同学年合同自主トレ”が実現? 阪神伊原陵人投手(25)が森下翔太外野手(25)へ、優勝旅行中の合同トレを希望したことを明かした。
「翔太は多分もともと、個人的に練習しようとしていたみたいなので。練習するなら行かせてくれというのは、僕はお願いしたので」
ともに00年生まれの同学年で、2年ぶりのリーグ優勝に貢献。伊原は森下から見た打者目線のアドバイスをもらっていたという。「野球に関してすごく考えて頭を使っている選手。いいバッターなので、バッター目線からいろいろ話を聞くこともありますし。技術的にはトップクラスだと思うので、いいものを学べている」。野手と投手とフィールドは違うが、時間をともにしたい理由がある。
年明けの自主トレについても、シーズン中から2人で話していたという。「次のシーズンに結果を残すならと考えると、(トレーナーなどと)1対1の方がいいと最終的にたどり着いたという話だった」。森下の経験談を参考に、このオフは古巣の大商大、NTT西日本で1人黙々と自主トレをする予定。だからこそ頼れる仲間と顔を合わせるハワイでは、たくさん吸収しておきたい。
この日は甲子園歴史館で行われたトークショーに登場。「海外行くのが初めてなので」と優勝旅行を心待ち。「お父さんお母さんとお兄ちゃんとお兄ちゃんの奥さんと。(兄夫婦に)今年子供が生まれたんで。全員連れていきます」と話すと、会場からは大きな拍手が起きた。「ずっとゆっくりするのもいいと思いますけど、2日目ぐらいまではちょっとゆっくりして、あとは練習してしっかりこっちにまた戻って来たい」。先発、中継ぎとフル回転した1年。しっかり充電して、練習して、来季へのパワーを蓄える。【磯綾乃】
