
<明治安田J1:鹿島2-1横浜>◇第38節◇6日◇メルスタ
9季ぶり9度目のリーグ制覇に導いた鬼木達監督(51)が、シーズン最終戦を終えたセレモニーで集まったサポーターら3万7079人へ、あいさつした。
あいさつ全文は以下の通り。
「本当に熱い声援とご支援ありがとうございました。自分の言いたいことはもうほとんどハヤ(GK早川友基)がしゃべってくれたので、短くいきたいと思いますが、この鹿島アントラーズに来て、選手が思った以上に本当にプレッシャーの中で戦っているんだなって。想像以上でした。就任当初、今日、このような瞬間が本当に訪れるのかどうか不安もありましたけども、ハヤが言ったように、日々のトレーニングを毎日、本当に全力で、全力でやり尽くした。その結果が今だと思います。自分も思っていますし、選手も思っているだけです。来年には違った形の戦いがあると思います。自分たちも未知の世界なのでどういう戦いになるかは分かりませんが、とにかくタイトルを取り続けたいと思います。そしてこのチームを支えているのは今日、出場した選手だけではなくて、本当に普段から試合に出られなくても、けがをしていても、チームのために『何かできるんじゃないか』と、そういう姿勢の集団だったからこそ今があります。とにかく自分たちは1つになって、そして皆さんと1つになり続けて来年もその先もタイトルを一緒に取り付けましょう。1年間、本当にありがとうございました」
◆鬼木達(おにき・とおる)1974年(昭49)4月20日、千葉県生まれ。市船橋高からJ元年の93年に鹿島入り。川崎Fで06年に引退。コーチなどをへて17年から川崎F監督。就任1年目からJ1を2連覇。17~21年に国内3大タイトルを5年連続(7度)で獲得した日本人初の指導者に。167センチ
