大リーグ機構が「予測市場」の使用禁止を選手に通達、スポーツ賭博禁止州でも使用可能

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米大リーグ機構と選手会が各球団の選手へ野球に関して「予測市場（プレディクション・マーケット）」の予想プラットフォームを使用しないよう8月に通達していたと5日、米メディア「フロントオフィス・スポーツ」が報じた。通達メモは、ロッカー室近辺などに掲示されたという。

予測市場とは、選挙など一般的事象について予測し、結果に賭けるもの。スポーツの試合結果や出来事も含まれる。だが、スポーツ賭博専門業者の「ドラフトキングス」などとは区別され、米国でスポーツ賭博を禁止している州でも予想プラットフォームを使うことが合法となっている。

米国では大手業者に「カルシ」「ポリーマーケット」などがある。カルシでは4月からMLBを対象としていた。メジャーリーグは、ガーディアンズの守護神エマニュエル・クラセら2投手が野球賭博に不正に関与した容疑で逮捕、起訴されている。