クレジットカードは、改善より改悪のニュースを多く聞きます。
残念なことですが、今回も続々と改悪の知らせが飛び込んできました。
【VポイントカードプラスPREMIUM】(12月請求分より)還元率が最大1.5%→0.75%に改悪
≪画像元:アプラス≫
VポイントカードプラスPREMIUMは1%分のVポイントが還元され、特定加盟店(TSUTAYA、蔦屋書店、洋服の青山、ザ・スーツカンパニー 、ニッポンレンタカー、エディオン、100満ボルト)では0.5%上乗せされるカードです。
Vポイント経済圏においてなかなかの優秀なカードですが、2024年12月請求分よりポイントプログラムが以下の通り改悪されます。
・変更前:特定加盟店を除く全加盟店でのカードショッピング利用金額合計に対して、1%還元
・変更後:特定加盟店を含む全加盟店でのカードショッピング利用金額合計に対して、0.75%還元
変更後は「特定加盟店を含む」となっているので、「0.75%+0.5%で1.25%かな?」と思いきや、そうではありません。
2024年12月請求分より、特典加盟店での0.5%上乗せもなくなるのです。
(9/6より)ファミペイへのチャージが対象外に
≪画像元:アプラス≫
ファミペイへのチャージはJCBブランドのみ利用可能です。
これまでは、ファミペイへのチャージについても、1%分のポイントが還元されていました。
しかし、9月6日からはチャージをしてもポイント還元されません(Apple Pay含む)。
POSAカード購入などでお得なファミペイですので、これは痛いですね。
(11/6利用分より)リボ払いで0.5%上乗せが新設されるが
その代わり、2024年11月6日利用分からリボ払い特典が新設されます。
カードショッピングリボルビング払い利用分に対して、0.5%が上乗せされるのです。
利用明細単位で計算され、毎月まとめて還元されます。
リボ払いの手数料の方が高くつきますので、積極的には利用したくないですね。
【JCBプレモカード】アマゾンでの一時取扱停止
≪画像元:JCB≫
JCBプレモカードは、Amazon.co.jpでも利用できました。
このプリペイドカードでAmazonギフトカードを購入し、Amazon Pay経由で国税納付に使う人もいたでしょう。
9月2日よりアマゾンでJCBプレモカードを一時的に利用できなくなっています。
全てのJCB加盟店で使えるわけではない
≪画像元:JCB≫
JCBカードが完全に使えなくなるわけではなく、マクドナルドやローソン、ファミマやガストなど全国70万店のお店で利用できます。
しかし、JCBカードやJCBギフトカードとは使えるお店が異なります。
お店に「JCBプレモ」のマークがあることを確認してください。
【アメックス】「ハチペイ」チャージの還元率が1%→0.5%に
≪画像元:アメリカン・エキスプレス≫
アメックスは、1%還元が一般的ですが、中には0.5%還元のお店もあります。
渋谷区内で利用できるコード決済サービス「ハチペイ」へのチャージについても、7月より還元率が1%→0.5%に改悪されました。
≪画像元:渋谷区≫
ハチペイを利用すると、10月31日まで誰でも8%還元キャンペーンを実施しています。
アメックスでチャージするか、他のクレカでチャージするか、悩みどころですね。
【メルカード】メルカリでのポイント還元の計算方法を変更
≪画像元:メルカリ≫
メルカードは、メルカリでの利用で1~4%のメルカリポイントが還元されるカードです。
メルカリでの還元率は、メルカリでの利用実績に応じて、過去6か月分の利用実績をもとに4月1日と10月1日の年2回更新されます。
利用しているメルカリユーザーも少ないと思いますが、8月1日より、メルカードではポイント還元の計算方法を変更しました。
従来は、取引完了時点での還元率が適用されていました。
8月1日からは、メルカリで「購入する」ボタンがタップされた時点での還元率が適用されます。
購入時点での還元率さえ注意していれば、取引完了までに時間がかかったとしても関係ありませんね。
【セゾンカード】カード未利用で手数料発生
≪画像元:クレディセゾン≫
セゾンカードでは、1年間に利用がない一部カードについては、「カードサービス手数料」が新設されました。
6月1日(8月4日初回請求)に適用されたカードは、
・セゾンカードインターナショナル
・セゾンNEXTカード(アメックス除く)
・セゾンゴールド・アメックス(旧ウォルマートカードセゾン)
の3種類です。
気になる手数料ですが、旧ウォルマートセゾンは2,200円、それ以外は1,650円です。
9/1より対象カードが大幅追加
≪画像元:クレディセゾン≫
「自分の持っているセゾンカードは対象外でひと安心」と油断していませんか。
9月1日より、対象カードがしれっと大幅に追加されました(11月4日初回請求)。
全38種類がしれっと追加されていますので、確認しましょう。
メジャーどころでは、MUJI Cardやロフトカード、nimocaセゾンといったところでしょうか。
カードサービス手数料は1,650円です。
年1回ショッピングやキャッシングの利用又は残高の支払いがあれば、カードサービス手数料は発生しません。
【Honda Cカード】(12月~来年2月)サービス終了へ
≪画像元:JCB≫
改悪ならまだましな方で、存在そのものが消されるカードも存在します。
12月~2025年2月をもって、「Honda Cカード」はサービスを終了します(発行会社によってスケジュールが異なる)。
とはいってもいきなり全サービス終了ではなく、以下のように段階的にサービスを終了します(JCB発行の場合)。
・9月30日:キャッシュバック・楽天Edy・グッズ交換申請が終了
・12月15日利用分まで:Hondaキャッシュポイント、年間利用金額に応じたボーナスポイントの付与が終了
・12月16日~2025年2月15日利用分:ポイント付与の対象外
・12月23日利用分まで:Honda Club Offが終了
・2025年2月15日:未受取の楽天Edyの「Honda Cカード」での受取期限
・2025年2月~3月:未還元のポイントが全てキャッシュバック
≪画像元:クレディセゾン≫
UC発行カードは、12月10日利用分でポイント付与が終了し、2025年1月31日でサービス終了となります。
クレジット機能は券面記載の有効期限まで利用可能、受取後の楽天Edyもそのまま利用可能です。
JCB発行は「JCB ORIGINAL SERIES/Plus H」カードへ切替
≪画像元:JCB≫
Honda Cカードは、JCBのほか、DC、MUFG、UCのカード会社からも発行されていますが、後継カードが発表されているのはJCBのみです。
「JCB ORIGINAL SERIES/Plus H」カードへ切り替えとなります。
還元率は1%→0.5%となり、貯まるポイントもOki Dokiポイントに変更されます。
ENEOSや出光での2%還元は終了しますが、Hondaでの2%還元は継続です。
楽天Edy機能は搭載されていませんので、Honda Cカードの楽天Edy残高はそのまま使い切ってください。
サービス終了に伴う特別対応として、初年度年会費は請求されません。
引き継がれるサービス
以下のサービスは「Plus Hカード」に自動で引き継がれますので、手続きは不要です。
・クレジット機能(ショッピング・キャッシング・家族カードなど)
・Apple PayまたはGoogle Payの利用
・ETCスルーカード
・QUICPay
口座確認と支払い登録カード情報の変更を忘れずに
上述の通り、未還元のポイント全てが2025年2月~3月に、クレカ登録の口座にキャッシュバックされます。
つきましては、11月30日までに口座の登録または最新化をしてください。
また、Plus Hカードはカード番号が変更されます。
継続的な支払いなどにHonda Cカードを利用している人は、Plus Hカードの到着後にカード番号を変更してください。
お手持ちのカードの最新情報もチェックしよう
新規入会を検討しているカードが改悪となったら、残念ですよね。
それだけでなく、現在持っているカードが改悪されたことを知らなければ、損をしてしまいます。
お手持ちのカードの最新情報もチェックしましょう。
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