政府が実施する、電気・ガス価格激変緩和対策事業によって、2024年5月使用分まで電気やガスの利用料金が値引きされています。
また、物価高対策として、8月から3か月間、再度補助が実施される可能性も発表されました。
電気代の利用料金の値引きがいつまで行われるのか不透明な今、電気の利用をできるだけ控えようと思われる方が多いのではないでしょうか。
エアコンは、暑い時期だけではなく冬にも使います。
エアコンなど室内で快適に過ごすための電化製品を使わないと、体調不良になってしまいます。
電気代を控えながら快適に過ごす方法はないのでしょうか。
今回は、電気代を節約する方法として、リフォームや節電効果の高い家電への買い替え補助金などを紹介していきます。
参照:経済産業省 資源エネルギー庁 電気・ガス価格激変緩和対策事業
断熱窓へのリフォーム
断熱窓への改修を促進し、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適な暮らしの実現などを目的に行われている国の事業です。
ガラス交換や内窓設置、外窓交換などが補助対象の工事となります。
取り付ける窓は、一定の性能の要件を満たす必要があります。
補助額は、1戸あたり、5万円から最大200万円までです。
家で、大きく熱が出入りするものの中に窓があります。
そのため、窓の断熱性をあげると、夏や冬の時期でも快適に過ごすことができます。
断熱窓にリフォームするなど、なかなか機会がないとしない工事ではないでしょうか。
断熱窓にすると、何もしなくても室内が過ごしやすい状態になるので、電気代の節約つながっていくと考えられます。
エアコンを使用することを嫌がる高齢者の方もいます。
断熱窓に変えることで、エアコンの使用頻度や使用時間を減らすことができます。
補助金が出る今、家の中を過ごしやすくでき、エアコンの使用頻度などを減らすことができる断熱窓へのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
≪画像元:環境省≫
省エネ家電への買い替え補助を行っている自治体もある
各自治体では、特定の設備等の設置に対し助成金を交付している場合があります。
〇例 泉大津市 省エネルギー家電製品の買替えへの助成金交付
・交付対象者
市内に住所があり、現在居住している人
買い替えで、市内の店舗で新品未使用の省エネ家電を一括支払いで購入し、住居に設置した人
など
・対象家電
電気冷蔵庫、エアコン
ただし、省エネ基準達成率が基準を満たしており、泉大津市内の店舗で購入したものに限る
・助成金額
上限2万円
≪画像元:泉大津市≫
現在の省エネ家電は、昔の家電と比べ、運転にかかる電気代が安くすむようになっています。
また、最近のエアコンには高齢者にとって大変なエアコンのフィルター掃除が自動でできるフィルター自動掃除機能を備えた機種もあります。
冷蔵庫は、24時間365日使うものですので、省エネ効果の高い製品に買い替えるのもおすすめです。
補助が受けられる申請の予算が決まっているため、買い替えるとなった際には、早めの検討が必要です。
家電はいつか壊れてしまうものです。
部品もいつまでもあるものではないため、故障した際に、修理できない場合もあります。
そういえばエアコンなどの家電が古くなっていたなと心当たりがある方は、お住いの自治体で、省エネ家電への買い替えへの助成金交付があるか、まずは調べてみることをおすすめします。
家電量販店独自の値引きも実施されている
家電量販店でも省エネ家電製品への買い替え時に値引きを実施している場合があります。
ビックカメラ.com
古いエアコンの下取りで、最大3万円引きの買い替えキャンペーンを実施しています。
指定の省エネエアコン購入の際に、リサイクル回収を申し込むと最大で3万円引きとなります。
また、下取りのエアコンは、壊れていても古くても問題ありません。
例えば、『東芝2023大清快 RAS-K221DXBK-W 主に6畳用 税込9万9,500円』の品が5,000円引きになります。
参照:ビックカメラ
≪画像元:ビックカメラ≫
自治体などが実施している購入費用の助成ではなく、家電量販店が独自に行っているサービスため、面倒な申請がないのが魅力です。
さらに、家電量販店によってはポイント付与や工事費用の一部が無料になったりとさまざまなサービスがつく場合があります。
家電量販店ですべての手続きがすみ、様々なサービスも合わせることができる、家電量販店の省エネ家電への買い替え値引きサービスと、自治体の助成金のどちらがお得になるのか検討してみるのも良いでしょう。
慎重に比較検討しましょう
夏や冬は、どうしても電気代がかさんでしまいます。
冷蔵庫に物を入れすぎない、エアコンのフィルターをこまめに掃除するなど、余計に電気代がかかるのを防ぐ工夫を行うことはもちろんですが、現在使っているエアコンや冷蔵庫が古い機種の場合には、助成金や値引きがある今、買い替えてしまうのも電気代の節約につながります。
断熱窓へのリフォームもまた、室内が快適に保たれ、エアコンの使用頻度や利用時間を減らすことができるため電気代の節約になります。
家電の買い替えやリフォームなど普段よりも大きな金額が必要になる買い物などは、慎重にいろいろなことを比較検討すると思います。
検討する題材のひとつとして、助成金などの制度を使って、買い替えやリフォームを行ってみた場合を考えてみられてはいかがでしょうか。
いずれ買い替えたりリフォームするとお考えの方は、助成金などがある今のうちに行ってしまうのも、お得な方法と言えます。