春から初夏にかけては、環境の変化とともに、お部屋を掃除する機会が増える季節です。
お家の整理整頓をしたり、収納を見直したり。
楽にお掃除ができるように、100均の浮かせるグッズを使って、ベースを整えていきましょう。
※価格は全て税込み価格です。
話題のダイソー「キャリーカート」の実際 合わせて買うべきアイテム
【ピタッとキャスター】
数年前に登場し、今でも人気が継続しているシールタイプのキャスターは浮かせる収納にとても役立ちます。
収納ボックスなどを使って収納しても、ボックスが床に置いたままだと掃除の際に持ち上げたり寄せる必要があるため、掃除が億劫に感じることがあります。
そんな時はダイソーの「ピタッとキャスター」を貼り付けることで、掃除する際のボックス移動が劇的に楽になります。
使い方は簡単で、収納ボックスの底面にシールつきのキャスターを貼り付けるだけ。
新しくキャスター付きの収納ボックスを購入する必要がなく、手持ちの収納に使うことができます。
キャスター付きの収納を探そうとすると、自分好みのデザインが見つからなかったり、価格が数百~千円以上かかることがあります。
既に持っているものに取り付けることができれば、幅広いデザインの選択肢から選ぶことができ、110円で購入できるのでお金の節約になります。
屈んで持ち上げなくても動かすことができるので、ベッド下の衣類収納や、洗面所の洗剤収納に使えば、腰の負担を軽減させることもできますね。
お子さまのおもちゃ収納に使う方も多く、キャスターを付けることで楽しくお片付けするようになった、という声も聞こえます。
お子さまからご年配の方まで、幅広い年代の方に役立つグッズです。
ピタッとキャスターは通常タイプが4個入りで、耐荷重量は8kgです。(4個使用時)
4個入りで耐荷重量5kgのミニタイプもあります。
カラーはアイボリーとクリアの2色から選ぶことができるので、ボックスに馴染む色を選んでください。
8kg以上の物を載せたいのであれば、キャスター付きのトレー(耐荷重量10kg、110円)を使ったり、キャスター単体(耐荷重量キャスター1個あたり約10kg、1~2個入り110円)をジョイントラック用の棚やワイヤーネット(110~330円)と組み合わせたりすることで、100均グッズで市販品より安価にオリジナルの台を作ることができます。
筆者は100均のキャスター付きワイヤーラックを使って押入れに除湿器を収納していますが、取り出す際にスムーズに取り出すことができるので満足しています。
市販のキャスター付きの平台車は安くても1,000円以上します。
100均を活用することで節約しつつ、使いやすさを向上させてみてください。
【差し込み式壁面シールフック】
マグネットなどを付けることができないような壁面でも、シール式のフックを取り付けることで、穴を開けることなく壁掛け収納が使えます。
水回りであれば、ティッシュボックスケースやボトルを浮かせる収納にすることで、水はねを気にせず掃除しやすい環境を整えることができます。
リビングで置き場所に迷いがちなリモコン、ゴミ箱などにも使えます。
100均にはリモコン用の差し込み式フックもあるので、入り数や貼り付け面の大きさを考慮しながら選んでください。
「差し込み式壁面シールフック」の価格は2個セットで110円、耐荷重量は約1.5kgです。
1セットずつハンドソープのボトルなどを浮かせても良いですし、少し大きめサイズであれば2個使うことでティッシュボックスケースやゴミ箱などを浮かせることができます。
市販品は500〜1,000円するので、市販品ではなく100均がオススメです。
【電源タップ固定器】【配線カバー】
コンセントは家によって場所が決まっており、数にも限りがあります。
現代は多くの家電を使うので、電源タップを使用するなど、工夫しているご家庭が多いでしょう。
電源タップ周辺はコードが密集するので掃除しにくく、ホコリが溜まりやすいです。
しかし、ホコリをそのままにしておくと漏電などのリスクが上がるので、こまめな掃除は欠かせません。
そこで、掃除しにくい電源タップ周辺をスッキリ浮かせることができる「電源タップ固定器」が役立ちます。
電源タップを壁に固定し、床から少し浮かせて設置することができるグッズです。
色は白と黒の2色あり、価格は110円です。
市販品だと500円前後するので、100均で購入するとお得です。
床に電源タップを置いていると掃除機がかけづらくなるので、壁に固定しておくだけで屈むことなく床掃除ができるようになります。
さらに金額を低く抑えたい方は、マジックテープを両面テープで貼り付けて浮かせる方法もあります。
見た目や触れた時のスッキリさでは劣りますが、マジックテープはハサミでカットできるので、ある程度長さを自由に調節できます。
価格は10〜30㎝で110円なので、コスパ重視なら100均のマジックテープを使うのもアリですね。
【配線カバー】を使ってコードも壁に貼り付ければ、コードや色味をまとめることができるので、見た目をスッキリさせることができます。
100均の配線カバーは白と黒しかありませんが、110円という価格の安さは見逃せません。
ホームセンターの配線カバーは300円以上するので、白か黒の壁色であれば100均を利用しましょう。
テープやシールで設置するタイプのグッズの設置は、剥がしたときのベタベタが心配です。
気になる方は設置する前にマスキングテープなどを貼り付けてから取り付けることで、本体を汚さず設置することができ、原状回復しやすくなります。
何年も貼り付けたままにしておくとマスキングテープの粘着力が次第に弱くなり、ベタベタしやすくなりますので、油断せずに半年から1年ごとに貼り替えましょう。
【コンセントプラグホルダー】
≪画像元:ダイソーネットストア≫
使わない家電のコンセントは抜いておくのが基本ですが、使う度にプラグをたぐり寄せて先端を探すのは面倒に感じる時があります。
プラグを床に放置したままだと、歩く動線上にあるのに気づかず踏んでしまい、レゴを踏んだ時のように痛い思いをすることがあります。
そんなちょっとしたモヤっとを解決するのが【コンセントプラグホルダー】です。
「コンセントプラグホルダー」はコンセントキャップとコンセントホルダーが一体化しているグッズです。
コンセントキャップをコンセントプラグの近くに留めておくことができるので、使わないときはコンセントプラグにキャップを差し込んで節電&ホコリを防ぐことでトラッキング火災を防止しつつ、使いたい時にすぐにプラグを見つけることができます。
使わないときはコンセントキャップがされている状態になるので、小さなお子さまがいるご家庭での危険回避にも役立ちます。
2個入り110円で、わざわざ市販品を買うレベルではない悩みかもしれませんが、かゆいところに手が届くグッズです。
浮かせる収納がおすすめ
定期的な掃除を続けられるかどうかは、始めるまでの取り組みやすさで大きく変わります。
床に物を置かない、もしくはあっても楽に移動できるようにしておくことで、ホコリが溜まりにくく、掃除しやすい環境を作ることができます。
100均グッズで浮かせる収納にすることでお掃除へのハードルを下げて、なるべく楽にキレイを維持していきましょう。(執筆者:栄養士 山城 奈々)
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