新サービスの三井住友Oliveは、1枚のカードがクレジットカードにもデビットカードにも、さらにポイント利用ようのカードにもなるという点で画期的です。
ところで問題がひとつありました。サブスクです。
Oliveはデビットカード機能が基本のため、料金支払に登録できないことがあります。
公共料金等も、筆者の場合問題ありませんでしたが、通常のカード番号では登録できないことがあるようです。
この対策と、これに関連する、Oliveゴールドの「年間100万円利用」(俗に「修行」)について紹介します。
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三井住友Oliveでサブスク料金を支払う方法
デビットカードも、最近のタイプはみな国際ブランドがついており、クレジットカード加盟店で決済できるようになっています。
オンライン決済も同様です。
ただ、毎月支払の発生するサブスクのサービスでは、デビットカードが登録できないことがあります。
カーシェアなど、その典型例です。
このたび、タイムズカーの支払カードをOliveに替えようとして、弾かれました。
ですがカーシェア等のサブスクも、Oliveでちゃんと支払えるのでご案内します。
専用のカード番号を登録すればOliveでもサブスクOK
公式サイトにも手順が出ていますが、若干わかりにくいと感じました。
さらにわかりやすく解説します。
三井住友銀行アプリを起動します。三井住友カードアプリではありません。
手順を追っていきます。
三井住友銀行アプリを起動して表示される、トップページです。
Oliveのアカウントを取得すると、このようにOlive最優先表示となります。
「クレジットモードに設定中」の枠をタップします。
「フレキシブルペイ」が開きます。
画面を下にスクロールすると、画面の右下に「メニュー」アイコンが出ます。
タップします。
「クレジットモードメニュー」が開きます。
画面を下にスクロールします。
「カードに関するお手続き」の中に「VpassID登録用会員番号照会」のメニューがあります。タップします。
お知らせのポップアップが出ます。
「はい」をタップします。
「カード情報照会」が開きます。
登録電話番号を入力し、「SMSを送信して認証」をタップします。
SMS(ショートメッセージ)で送られてきた認証コードを入力します。
「次へ」をタップします。これで終わりです。
「VpassID登録用のクレジットカード情報」が表示されます。
「Vpass」登録自体は、デビットカード共通の番号でもできたため、名称には違和感があります。
カード券面の下に、氏名、カード番号、有効期限、セキュリティコードが表示されます。
この数字を登録すれば、デビットカードを弾くサイトでも登録できます。
Oliveはアプリで簡単に支払モードを替えることができますが、支払モードがデビットカードになっていても、サブスクの引落しは必ずクレジットカードで行われることになります。
au IDは問題なし
auスマートパスプレミアムの料金を支払うため、au IDのクレジットカードも変更しましたが、こちらはOliveの一般のカード番号でOKでした。
サブスクではありませんが、LINE Payへの登録がどうなるか気になり、試してみました。
Oliveの本来の番号でも、上記の方法で確認したクレジットカード払い専用の番号も、両方登録できました。
Oliveゴールドで年間100万円を突破する考え方
2023年3月に、サービス開始した三井住友Oliveを早速入手しました。
筆者はゴールドを申し込んでいます。
実益に特化したゴールドカードを年会費永年無料で取得したかったのです。
方法論を考察します。
Oliveゴールドを何に使う?
Oliveゴールドを、13か月後の末日である2024年3月31日までに100万円利用すると、年会費永年無料となります。
ひと月多いのは助かります。
Oliveゴールドの100万円達成には、もうひとつ意味があります。
ボーナスポイントが1万円もらえることで、エポスゴールドと同じ還元率1.5%のカードとなるわけです。
さっそく、さまざまな公共料金に引落しをこのカードに集約していたところ、カーシェアで引っ掛かった次第です。
さて、公共料金以外にも、この手段でOliveゴールドを使います。
- LINE Pay(チャージ&ペイ)
- 税金や国民健康保険のオンライン支払
- 5.0%還元となる店舗(セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、ドトール、サイゼリヤ、ゼンショー、すかいらーく等)で決済
- その他、クレジットカード直接払い(タッチ決済含む)
3月分の国民健康保険を「モバイルレジ」によりOliveゴールドで支払いました(自治体により、支払える税金等は異なります)。
手数料が掛かりますが、年間100万円突破の必要経費と考えると惜しくありません。
ただ、支払ったあとで気づきました。LINE Payのチャージ&ペイで支払えば、手数料不要でポイントは同じだけ付き、得でした。
今後は気を付けます。
その他、還元率0.5%ではなく、ボーナスを加味した1.5%のカードだと考えて、直接決済の際には積極的に活用します。
LINE PayやGoogle Payにセットしていたのは三井住友カード(NL)でしたが、これもOliveに切り替えました。
NLは独立して持つ意味がなくなったので、解約予定です。
三井住友カード全般の弱点
三井住友カードは、次の決済についてはポイントも付きませんし、年間100万円の算定にも含まれません。
- 電子マネーチャージ
- 三井住友プリペイドカードへのチャージ
- SBI証券の三井住友カードつみたて投資
au PAYへのチャージはポイントも年間100万も、どちらも対象です。ただ、OliveゴールドはVISAブランドのためチャージ不可です。
三井住友ゴールド(NL)のMastercardだと、これで稼げます。
Oliveはゴールドがおすすめ
三井住友Oliveで、サブスクを支払う方法を中心に見てきました。
ここを押さえておけば、支払えないものはあまりありません。ただ、電子マネーだけは三井住友カード共通で不得手な分野です。
Oliveゴールドで年間100万円を突破して、年会費無料にして使うのをおすすめします。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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