【これまでの神戸フォントとの連携と本学の取り組み】
本学は2022年度より、神戸市と福祉事業所が推進する「神戸フォント」プロジェクトにデザイン・教育パートナーとして参画し、産学連携授業や共同ワークショップを継続して実施してきました。障がいのあるアーティストが生み出す独自の表現を、学生のデザインの力で社会に届ける取り組みは今年で3年目となり、本年度も新たな実践の場として本プロジェクトが始動しました。
※「神戸フォント」は、神戸市内の障がい者支援事業所で働く障がいのある方々と、デザイナー・学生が協力して制作した文字やイラストのグラフィックデータです。神戸市は、障がいのある方々の活躍の場を広げ、工賃向上につながるこの取り組みを応援しています。
【今回のテーマ「BE HOMEプロジェクト」について】
「BE HOMEプロジェクト」は、若者から高齢者まで多様な人々が共に生きる未来像を、この地に生まれる介護付有料老人ホーム・キッズドア・共同住宅の複合空間に重ね、「暮らしがかさなり、家族になる」という理念を掲げています。本学学生6名は、複数の福祉事業所のアーティストとワークショップを重ね、描かれた文字や絵から新たなデザインを構築し、多様性が混ざり合い調和する姿を視覚化しました。
【工事用仮囲いバナーデザイン展「みっくすじゅーす」】
ワークショップでは5つの福祉事業所から計18名のアーティストが参加し、200点を超える作品が生まれました。本学学生はそれらをもとに、ミックスジュースの「いろいろな味がひとつになる」イメージを象徴とした12点のバナー作品を制作。工事現場の仮囲い全体をアート空間として再生し、地域に向けて“多様性が豊かさを生む社会”というメッセージを発信しています。
展示を担当した学生とアーティストの関わりが生んだ表現は、敷地が完成するまでの2年間、地域にひらかれたギャラリーとして人々を迎えます。本学は、デザイン教育を地域にひらき、学生が社会の課題と向き合いながら創造的に関わる機会をこれからも積極的に創出してまいります。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000334820&id=bodyimage1】
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【アーティスト所属施設】（五十音順）
くれよん、すぽるたあと、御影倶楽部、もとやま園、ヨハク
【デザイン監修】
神戸芸術工科大学 准教授 浜章浩
【デザインワーク】（五十音順）
神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科
岩本乃里花、河端ちなつ、椎林大和、山口晄大、吉村帆加、和多田成良
【主 催】
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
【協 力】
神戸市、神戸芸術工科大学
【協 賛】
伊藤忠商事株式会社、東急不動産株式会社、中日設計株式会社、北和建設株式会社
【記事掲載】
URL：https://www.kobe-du.ac.jp/news/2025/12/100314/
配信元企業：学校法人谷岡学園
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