NPO法人ふらいおんが運営する事業 「澪尽書道教室」の業績報告

澪尽書道教室とは

澪尽（みおつくし）書道教室はNPO法人ふらいおんの事業の一つで、大阪市天王寺区で【子どもたちに無料で書道を教える】という活動をしています。


この書道教室は、書道の道具を購入する必要も、毎週通う必要もない教室です。

家庭の経済的事情で書道を習うことができない子どもたち、書道に興味はあるけれど、毎週教室に通う勇気がでない子どもたち、少しだけ書道を体験してみたい子どもたち。そんな子どもを含む全ての子どもたちに、書道に触れ合える環境を提供するため、無料で書道教室を行っています。この書道教室のテーマは

「こどもたちの興味を無駄にしない、初めの一歩を簡単に」です。

一人でも多くの子どもたちの興味を無駄にせず、自分のペースでのびのびと学ぶことのできる教室。子どもたちの大好きな居場所になる教室。そんな教室になれるように日々仲間と試行錯誤を繰り返しながら、活動しています。

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業績報告

■R4年8月31日現在、イベントの延べの参加者数は300を超え、生まれた子供の作品は150を超えました。
イベントの際には多くの保護者の方が子供が作品を作るのを見に来ており、高評価が絶えないことからも地域に根差した活動であることがうかがえます。

■運営メンバー
講師:牧　澪
サポーター:13名

■活動場所
大阪市天王寺区下寺町２丁目２-４５浄土宗西照寺

■開催頻度
通年開催（月2回）

■曜日
不定期

■こどもの登録者数　26名

■開催時間
4歳から2年生　　14:00~15:00
3年生から6年生　15:30~17:00

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澪尽書道教室への思い、名前の由来

“みおつくし”由来

（1）事業代表の名前「牧　澪」（まき　りょう）の「澪（りょう）」は“みお”と読みます。
（2）子供たちに全力を「尽くす」教室。→「澪尽くす」を、「身を尽くす」にかけて。
（3）おおさか市のシンボルマーク「澪標」とおなじ呼び名。

大阪は昔からたくさんの船や人が物を運ぶことで発展してきたように、
この書道教室も大阪で生まれ、たくさんの人の協力で、たくさんの子供たちを運んできてくれたため、想いを込めてこのような名前になりました。

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特色

澪尽書道教室の特色といえば、子どもたちが自由に、のびのびと時間を過ごせることです。
ここは学校でもなければ、お金を払って通っている塾でもないので子どもたちが、自由に楽しく、時間を過ごせるような雰囲気づくりをしています。

また、教室の場所がお寺ということで、そもそもの空間も開けたものであり、日々の生活ではあまり体験できない空間にもなっており，子どもたちにとって、新鮮な気持ちになれる環境があるということも特色のひとつです。

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力を入れていること

（1）完全無料であること
今の日本では、家庭の経済的理由によって書道に限らず、自分のやりたいことができない子どもたちがたくさんいます。そしてその中に、書道をやりたい子どもたちが書道をできない現状があります。

私はこの現状に立ち向かうためには、
「一人でも多くの未来あるこどもたちに対し、みな平等に書道を学習できる場所・機械を提供する」ことで、この社会課題の解決につながればいいなと考えています。

そして、この課題を解決するために、「完全無料で」書道に触れ合える機会を届けることに尽力しています。


（2）徹底的な個別指導
子どもたち1人1人に応じた課題を授業の中で見つけ、1人1人丁寧に課題をクリアできるように指導しています。線を書くのが上手な子ども、点や祓いが、上手に出来る子どももいれば、苦手な子どももいます。子どもたち1人1人にしっかりと向き合い、その子の苦手をクリアすることに努めています。


これからの展望

（1）展示会の開催
展示会を開きたい理由
書は同じ文字でも、書く人の感情、心情によって、全く異なる作品ができます。子どもたちは皆、思い思いに作品を作ります。そんな子どもたちの思いの詰まった作品をたくさんの人々に鑑賞してもらいたい。

また、書を眺めながらゆっくりと流れる時間では、子どもたちの文字から連想される子どもたちのさまざまな気持ちや姿、情景が浮かび、実際に会ったり言葉のキャッチボールはできずとも文字で気持ちを読みとることはできます。

より多くの子どもたちに、自分の気持ちを作品に表すことの楽しさを
より多くの人々に彼らの作品から気持ちを読み取る楽しさを
そんなやりとりのできる「書」の素晴らしい環境をたくさんの人々に感じてもらいたいです。

これからも書道と忠実に向き合い、研究・学習に取り組みます。
そして、これからも生徒と共に学び共に成長していきたいと思っております。



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