生島ヒロシ、無期限自粛 TBSラジオ緊急降板 ハラスメント行為、番組スタッフ退職

生島ヒロシ（2012年撮影）

TBSラジオは27日、生島ヒロシ（74）が「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」の両番組を、同日の放送をもって降板すると発表した。生島もコメントを出し、ハラスメント行為が原因での降板であると伝えた。生島は今後、芸能活動を無期限で自粛するという。

同局の発表では、生島に「TBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認した」として、番組出演の継続が不可能と判断した。同局によると降板は27日に決定したという。生島は自身のコメントの中で「友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました。さらには、朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくなってしまったことがありました」とハラスメントの事実を認めている。関係者によると複数の番組スタッフなどにパワハラ行為などがあり、番組を外れたり退職する職員が相次いでいたという。

番組は98年4月6日にスタート。次回月曜日の2月3日の放送で7000回の節目を迎えるところだったが、26年9カ月、6995回で降板となった。生島は「ライフワークのラジオをこのような形で降板するのは痛恨の極みであります」とコメントしている。なお、28日以降の放送について同局は「対応を検討中」としている。生島は1976年（昭51）にTBSにアナウンサーとして入社。89年4月に芸能事務所「生島企画室」を設立して会長に就任。フリーアナとして活動してきた。

◆生島（いくしま）ヒロシ　本名生島博。1950年（昭25）12月24日、宮城県気仙沼市生まれ。71年に法大経営学部を中退して渡米。75年にカリフォルニア州立大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒。76年にTBS入社。89年にフリーとなり、生島企画室を設立。血液型A。