ILS組成の専門家がタイガーリスクに入社、次世代型資本市場ソリューションを開発へ

米コネティカット州スタンフォード--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --
リスク／資本管理・戦略アドバイザリー会社のタイガーリスク・パートナーズは本日、フィリップ・クシェをパートナー兼保険リンク証券（ILS）および資本ソリューション部門グローバルヘッドに任命したと発表しました。クシェは、次世代のILSならびにその他の保険リスクの資本市場移転ソリューションの開発に従事します。クシェは、タイガーリスクの社長を務めるトニー・アルサノの下で勤務します。

アルサノは、次のように述べています。「フィリップ・クシェは、経験豊富な再保険資本市場の専門家で、当業界で生じている革新、変容、変化に対して鋭い見識を持っています。当社においてクシェは、顧客に資するようにリスクと資本をより密接かつ効果的にリンクさせた新しいストラクチャーや商品の組成を進めるという明確な責務を負うことになります。」

タイガーリスク入社前には、クシェはニューヨークのスイス・リー・キャピタルマーケッツでILSストラクチャリングおよびオリジネーションの責任者として、数十億ドル規模のCATボンド、サイドカー、コンティンジェント・キャピタルその他のオルタナティブ商品の組成と執行を統括していました。こうしたセルサイドの業務に加えて、クシェは数々のCATデリバティブ商品の組成、値付け、執行にも従事していました。

クシェは、次のように述べています。「タイガーリスク入社にあたり、2つの目標を掲げ、その達成に努力する所存です。まず、伝統的な再保険、資本市場のいずれであっても、調達源から独立した形で資本をフルに活用することにより、お客様に極めて包括的なソリューションを提供できる真に独立した客観的なアドバイザーとなることを目指します。」

「2つ目の目標は、リスク評価に不可欠な知識を有するヘッジファンド、大規模年金基金、機関投資家などの非常に洗練された保険リスクの専門家向けに設計された商品を使った一段と効率的な新しいリスク移転ソリューション、さらにそれほど専門的ではない機関投資家が幅広く利用することのできる商品の開発です。」

クシェは、ドイツのバウハウス大学で土木工学士号、スイス連邦工科大学チューリヒ校で土木工学修士号を取得しました。クレディ・スイスのサポートを受けたクシェの修士論文のテーマは、スイスにおける官民パートナシップとその可能性でした。

2002年に管理職研修生としてスイス・リーに入社したクシェは、ほどなくしてエネルギー部門の財物保険アンダーライターに昇進し、さらに2006年にはニューヨークに転勤してスイス・リーのILS部門に配属されました。その後、クシェは資本市場向け保険リスク商品の最もクリエイティブで経験を積んだ開発者の1人となりました。

タイガーリスクの創業者兼最高経営責任者（CEO）のロッド・フォックスは、次のように述べています。「クシェをタイガーリスクに迎えることができ、うれしく思います。クシェが加わることで、世界クラスの資本市場業務とアドバイザリー業務の確立がさらに前進します。また、再保険と資本市場の双方に通じているクシェは、包括的で深く関与するアプローチをとる当社に最適な人物と言えます。」

クシェは既婚で、子供が2人います。コネティカット州フェアフィールド郡に住んでおり、タイガーリスクのニューヨーク・オフィスを拠点とします。

タイガーリスク・パートナーズは、経験豊富な専門家、最先端の分析と顧客サービスを拠り所とする有力再保険ブローカーおよびリスク／資本管理アドバイザーです。タイガーリスク・キャピタル・マーケッツ＆アドバイザリーは完全保有子会社で、合併・買収、資本市場商品および取引に関する戦略的な助言を提供しています。コネティカット州スタンフォードに本拠を置くタイガーリスクは、ニューヨーク、バミューダ、ロンドン、香港、ミネアポリス、シカゴ、ローリー、ダラスにオフィスを擁しています。詳細については、TigerRisk.comをご覧ください。

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