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感情処理の中で見逃した気持ちたちを、送り出す。勝間田万綾個展「final place」9月26日よりMEDEL GALLERY SHU にて開催







画像 : https://newscast.jp/attachments/og9A6psdV5MgobgRP8cf.JPG



OVERVIEW



勝間田万綾の作品は、着飾らない女性像を写実的に描くことで、現代社会に根付くジェンダーバイアスを鋭く浮かび上がらせています。

彼女が描くのはいわゆる「見られる表情」ではない、ごく私的でドメスティックな瞬間にある若い女性たちです。その表情やしぐさは、「見る対象」として消費される危うさ、あるいは無意識に自らその役割を受け入れようとする葛藤を内包し、画面に緊張感を与えます。更に、写真のフラッシュのような光の演出が、写実的表現をさらに際立たせ、描かれる人物の存在感と心理的距離感を浮き彫りしている技術も見所の一つです。

より内面へと深く切り込むような表現に挑戦する本展を、ぜひご高覧ください。



昨年末、身近な人が亡くなり、「死」と「感情」について考えることが多くなった。

身体は生きているのに感情がどこかに行っちゃったような感覚。

気持ちが大きく揺れ動くときに生まれた感情の処理。

身体が朽ちた時、その身体に宿っていたはずの感情の行末。

このような無意識に行われた感情処理の中に見逃してしまった気持ちがある。

深層に抱え続けた感情は、自然の風景に囲まれ、他者には決して見えないものになっていく。

それらの感情を無下にしないで、送り出す準備をしたい。

― 勝間田 万綾


勝間田万綾| Maaya Katsumata



画像 : https://newscast.jp/attachments/A0KpPJjs0Xf21ryJpplP.jpeg



自身の内側の周期を外側の周期のズレをテーマに現代の女性像を描いている。社会的な装いではなく着飾らない寝間着をモチーフに取り上げることにより、世間から求められる女性像とは異なる女性像を描く。作品に描かれる風景やモチーフなどは現実にあるものを使い、外側の世界から作者自身が感じるものを示している。

CV

1999年生まれ。茨城県出身。

2022年 茨城大学教育学部美術選修卒業

2024年筑波大学大学院人間総合科学研究群

芸術学学位プログラム 洋画領域 修了



MEDEL GALLERY SHU



MEDEL GALLERY SHU

【OMOTESANDO】

https://medelgalleryshu.com/

東京都渋谷区神宮前4-28-18

カトル・バン原宿B1

info@medelgalleryshu.com

13:00〜19:00(最終日は17時まで)

木曜休廊

MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。

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現在では、

2024年10月より世界トップクラスのパウダースノーを誇り海外からも多くの観光客が訪れる、北海道ニセコの地にオープンしたNISEKO店。

2025年9月より立体作品に特化したギャラリーとして帝国ホテルプラザ内にオープンするHIBIYA店。3店舗に渡ってより一層、国内外問わず気鋭のアーティストたちを様々な角度からご紹介いたします。




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