一般社団法人WITH ALS 武藤 将胤氏
WITH ALS イベントの様子
特定非営利活動法人子供地球基金 鳥居 晴美氏
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 長谷川 琢也氏
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/187663/LL_img_187663_1.jpg
一般社団法人WITH ALS 武藤 将胤氏
1. なぜ、投資信託の会社に社会起業家を応援するプログラムがあるのか?
当社が運用・販売する「コモンズ30ファンド」は、お客さまが当ファンドを購入することで、社会的課題にエンゲージできる仕組みになっています。当プログラムを通じて、社会課題を知る機会、自動的に寄付できる機会、また、イベントやボランティアに参加できる機会などを提供しています。毎年お仲間のみなさんに、過去を含めたコモンズ社会起業家フォーラム登壇者3名の中から、応援先1人(1団体)を決める選考プロセスに参加いただきます。寄付金額は、当社が受け取る信託報酬の1%相当。寄付だけでなく、1年間広報活動などで伴走させていただく支援です。
ファンドへの投資を「将来の経済的リターンを望むもの」とすると、この寄付は「未来への投資。次世代の未来に社会的リターンをもたらしてくれるもの」であり、経済的リターンと社会的リターンの両輪あってこそ社会や事業はサステナブルであるという考えの下、コモンズ投信の本業のひとつとして取組んでいます。
●コモンズ投信の寄付のしくみについて: http://www.commons30.jp/donation/
●コモンズSEEDCapとは: http://www.commons30.jp/fund30/seed
2. 応援先決定プロセス
コモンズSEEDCapの候補は、以下の選考プロセスにて実施します。
(1)コモンズ社会起業家フォーラムの過去登壇者の中から当社が最終候補者3名を選出
(2)ファンドの受益者、コモンズ投信の社員は候補者の中から1名を選び推薦
(3)それぞれの推薦者数、推薦内容も考慮したうえで、内部、外部で構成するコモンズSEEDCap応援先最終選考委員会を開催し、決定。
第10回 コモンズSEEDCap最終候補者3名(50音順/敬称略)
鳥居 晴美氏/特定非営利活動法人子供地球基金
https://www.kidsearthfund.jp/
長谷川 琢也氏/一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン
https://fishermanjapan.com/
武藤 将胤氏/一般社団法人WITH ALS
http://withals.com/
●最終選考委員会2019年6月28日開催
【外部委員】
寒竹 明日美氏(tsumiki証券株式会社 代表取締役CEO)
高橋 一朗氏(西武信用金庫 理事長)
高橋 陽子氏(公益社団法人日本フィランソロピー協会 理事長)
山田 泰久氏(日本財団 特定非営利活動法人CANPANセンター代表理事)
【内部委員】
コモンズ投信より渋澤 健、伊井 哲朗、コモンズSEEDCap担当馬越 裕子、他社員1名
今回の決定プロセスについては、コモンズのブログもぜひご覧ください。
https://park.commons30.jp/2019/05/10seedcap.html
3. 一般社団法人WITH ALS 武藤 将胤氏の決定理由
一般社団法人WITH ALS 武藤 将胤氏は2013年に難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症しました。ALSは体を動かす運動神経が老化し、徐々に動かなくなっていく難病です。世界で35万人、日本には約1万人の患者がいるとされるALS患者の置かれた現状を、自身の体験を通じて世界中に周知し、認知・理解を拡大させることで、治療方法や支援制度を向上させることを目的として、WITH ALSの活動を行っています。
2018年にコモンズ社会起業家フォーラムの登壇をお願いした際には、病状や体調によっては、登壇が難しくなる可能性も考えられました。しかし、本番当日、ひとつひとつの言葉を懸命に丁寧に絞り出すように、また、ときにユーモアを交えながら7分間のスピーチをやり切った武藤さんの「あきらめない姿勢」は、参加者に多くの気づきと勇気を与えました。
“ NO LIMIT YOUR LIFE ”。障害の有無にかかわらず、自らの人生に限界をつくらない、そんな生き方に心動かされた方から多くの推薦の声が寄せられました。そして最終選考委員会において、武藤氏の存在自体が、コモンズ投信の理念の中核である「未来を信じる力」を象徴しているということでコモンズSEEDCap応援先にふさわしいという結論となりました。
●お仲間からの推薦の声
〇「武藤様の取り組みは全ての難病患者に希望を与える事だと思います。健康な者にも勇気を与えてくれます。スピーチ動画を拝見し、涙が出てきました。今回、賞を受賞し、もっともっと多くの方々に知ってもらいたいと思います。」
(兵庫県 40代 男性)
〇「難病患者、重い障害を抱えた方やその家族、介護従事者の全体をサポートする団体のため、推薦致します。テクノロジーでサポート出来ることも徐々に増えてきました。(音声合成技術や介助支援ロボット等)が、病状や障害の重さによって、技術も、支援も日々進化が必要です。スピード感はもちろんのこと、長期的な支援がなければ、研究開発、社会の意識も成熟しません。コモンズ投信のスタンスに合っていると思い、推薦致します。今回も悩みました。どの起業家さんも長期的な応援が必要ですね。私も勉強になります。」(広島県 40代 女性)
〇「今回はコモンズ投信が課題に一緒に取り組むことで何ができるか?を何よりも考えました。“病気である”というのは、確かに大変なハンディであるけれども、“○○な状態である”ということを抱えながら生きていくのは、程度差こそあれ、だれにでもあることだと思います。どんな状態であっても自分らしさやQOLを大切にできる世の中にしていきたいと思います。また、それを可能にするテクノロジーが必ずあると思うし、企業や産業界と連携する際にコモンズ投信が何かしら関われるのではないかと考えます。」(コモンズ投信社員 40代 女性)
コモンズSEEDCapを通じてコモンズ投信がWITH ALSとタッグを組むことによって、武藤氏と同団体の活動を次のステージに飛躍させることができるよう、務めて参ります。
授賞式は、2019年10月5日(土)開催の第11回コモンズ社会起業家フォーラムにて行い、寄付金額101万円を同団体に寄付します。また共同イベントの開催、コモンズ投信のホームページ、SNS、月次レポート等への情報掲載など広報協力といったかたちで伴走支援をして参ります。
また武藤氏に限らず、最終候補者である鳥居氏、長谷川氏の各団体の活動も、ご注目いただきぜひご一緒に応援ください。
【第11回コモンズ社会起業家フォーラム開催概要】
開催日時:2019年10月5日(土)13:00~16:00(予定)
開催場所:文京学院大学 仁愛ホール
内容 :社会起業家による7分間のスピーチリレー
第10回コモンズSEEDCap授賞式
募集人数:500名(学生無料)