デッカイ家具狙い。町田・大和エリアをクルマで巡る。
転職や進学などのイベントがなくても、暮らしを切り替えて気分転換したいこの時期。なら新しいインテリアでも、と買い物の言い訳も立つというもの。ネットで探すのもいいけど、家具やインテリアは、やっぱり店に行って探すに限る! そこで、東京やその周辺のショップをGO OUT常連の仲良しコンビと一緒にぐるり巡ってきた。
今回訪れたのは、東京からクルマで1時間ほどの町田・大和エリア。大型のインテリアショップがひしめくこのエリアで、巨大ファニチャーを狙う。
ショップを巡るのは、スタジオやベーグル屋を営む市ノ瀬さんと、フォトグラファーの烏頭尾さん。2人とも最近になって都会から田舎へと移住し、住まいも狭小のマンションから一軒家へお引越し。家の敷地も広いため、「デカイ家具とか見つけたいっす」と息巻く。
【SHOP 1】DULTON FACTORY SERVICE 町田店
まずは、家具や雑貨をはじめ建材や工具までが揃うDULTON(ダルトン)の巨大店舗から散策開始。商品がところ狭しと陳列され、アメリカのガレージみたい。
ダルトンにはよく訪れるという2人。市ノ瀬さんは洗濯カゴや収納用品を、烏頭尾さんは巨大なダストボックスや椅子をダルトンのもので揃えているとか。
「値段とデザインとクオリティ、すべてがちょうどいいんです。だから買う気がなくても、いつもなにかしら、つい買っちゃうんですよね」と市ノ瀬さん。
最初に市ノ瀬さんの目にとまったのは、ベンチからテーブルへとトランスフォームするユニークなアイテム。雨ざらしでも問題ナシのステンレス製ということで、「コレ、やばいですね。庭にあったら最高じゃないですか!」と、使用シーンのイメージもバッチリ。
STAINLESS TABLE &BENCH DOUBLE ¥91300
「考えた人、天才ですね!」と、ベンチからテーブル、テーブルからベンチと何度も繰り返して興奮気味の市ノ瀬さん。
フォトグラファーの烏頭尾さんは、撮影以外の時間は仕事部屋にこもりPC作業をすることも多い。「ずっと座ったままでの作業はかなり疲れるので、最近、背の高いテーブルを導入したんです」と話す。
STANDARD BAR CHAIR ¥26400
そんなテーブルにシンデレラフィットしそうなチェアを発見! 「このくらいの高さのものを、ちょうど探していたんです」とご満悦。ターコイズの色味も、スチールの素材感も、古民家(???平屋のdiyを施した、など)を改装した住まいにピッタリ合いそうだとか。
「これも最高に使えそう!」と市ノ瀬さんが次に手に取ったのは、アルミのフェンス。
GALVANIZED FENCE ¥10780
最近、大型犬を飼いはじめたという市ノ瀬さんは、庭で犬を野放しにする際、かならずリードに繋いでいる。「でも、これがいくつかあれば、リードいらずですね」と、逃げ出し防止用にフェンスをチョイス。「デザインも好きです。アメリカっぽい自分の家にも合いそうで」。
ALUMINUM SOCKET CORD ¥8580
烏頭尾さんは、先ほどと同じく仕事部屋用にと、今度はライトをセレクト。
「値段も手頃で、デザインもいい。このままハダカで使用したい」としながら、「家全体をこのライトに変えるのもアリかも」と思案中。
そうしてダルトンでの買い物を堪能した2人。選んだアイテムを荷台にタップリ詰め込んで、出発! 次なる場所でも、大型家具、確保なるか︎
【SHOP 2】セカイクラス 大和店
昨年、羽田空港から大和へと移転したインテリアショップ・セカイクラス。その名の通り、世界各国から買い付けてきた家具や雑貨が集まるショップで、特に軍隊で使用されていたストレージ類は、国内でも随一の品揃え。
建物は2階建てになっていて、1階に大型家具、2階にはカトラリーや雑貨、花器、アウトドアギアなんかが陳列されている。もちろん、そのどれもがヴィンテージ。
「都心じゃ考えられない店舗の大きさですよね。しかも、家具だけじゃなく、アウトドアギアが揃っているゾーンもあるらしいですね。インテリア目当てじゃなくても十分楽しめそう!」とは烏頭尾さん。市ノ瀬さんも「ずっと来てみたかった場所なんです」と続ける。
ぐるりと店内を周回したあと、烏頭尾さんがコレだと決めたのはフードコンテナ。ベルギーの航空会社で使われていた代物で、烏頭尾さんはフィルム入れとして使いたいという。「A4の書類なんかもバッチリ入りますよね。雰囲気と機能、どっちも好きですね」。
収納ボックス ¥56000
見ての通り、ボディはすべてアルミでできていて、重量もかなりのもの。「うちには子どももいるので、ちゃんと重さがあって、倒れる危険がなさそうなところもいいですね」と、子育て視点でもアリだと話す。
ローテーブル ¥56000
一方こちらのテーブルは、荷物を運ぶパレットの上に、ガラスの天板を載せたもの。セカイクラスで製造されたオリジナルだ。スタッキングできるようになっていて、2つ重ねれば高さのあるテーブルとしても使える。
「まだ子どもは小さいので、家のなかには背の低い家具が多いんですけど、子どもの成長や家族で使うシーンに合わせて、低くしたり高くしたり工夫しながら使えるのは嬉しいですね」と、末長く付き合えるかどうかも、大物の家具選びには重要なポイント。
ミールボックス ¥142000
「ステンレスやアルミが本当に好きで」という市ノ瀬さんは、悩みに悩んだ挙句、巨大なキャビネットをチョイス。「アルミ製だから、庭やバルコニーに置いておいても錆びない。パン(市ノ瀬さんの愛犬)関連の日用品やギアも、キャンプギアも、いっしょくたに収納できそうなサイズも魅力ですね!」
ヴィンテージベッド ¥140000
続けて「コレ、なんだかわかんないけど惹かれますね(笑)」と本能的に食指が動いたのが、精巧な細工が施された家具。聞けば、その昔、中国の貴族が使用していた羅漢床(らかんしょう)というデイベッドだとか。昼間はソファとして、夜はそのままベッドとして使われていたもので、手前に置かれた台はサイドテーブル。
「普通にソファとして使ってみたいですね(笑)。クッションとかたくさん置いて、パンもこの上で遊べるようにして。新品だと大げさな感じがするし扱いも慎重になるけど、これくらい使い古されているなら、家で日常づかいしやすいと思うんです」
規模と物量を求めるなら、郊外店舗へ!
1時間ほどかけてもまだまだ見足りない規模と物量に後ろ髪を引かれつつも、この日のツアーはこれにて終了。それでも、それぞれの家や暮らしにジャストフィットするインテリアをタップリ見つけられて、2人は感無量といったイイ表情。
「郊外へちょっと足を伸ばすだけで、都心とは違ったショッピング体験ができるんだって、改めて思いました」とは烏頭尾さん。「子連れだと、都心のインテリアショップって入りづらいんですよ。でも、今日行った2店舗はそんなこと気にもならないくらい大きくて、ノンストレスでした」と、パパ目線でも高評価。
市ノ瀬さんも、新生活をはじめるにあたって、この日のコースは最適と話す。「新生活って、いろいろ物要りじゃないですか。家具のほかに雑貨も必要で、アートなんかも欲しくなる。そういう点でも、ダルトンとセカイクラスへ行けば、だいたいのものが揃うんじゃないかな」と締めくくった。
さて、まだまだ続く「インテリア DIG TOUR!!」。次回は、東京でインテリアを探すなら、の定番エリア、恵比寿・目黒をGO OUT目線で巡ります!
【この日のルートと店舗情報】
・DULTON FACTORY SERVICE 町田店:東京都町田市鶴間7丁目6−1 tel:042-788-3480 open:11:00〜20:00 www.dulton.jp/stores/machida
・セカイクラス 大和店:神奈川県大和市渋谷1丁目2−1 tel:046-204-4502 open:11:00〜19:00 sekai-class.com/
Text/Keisuke Kimura、Photo/Sousuke Shimizu
The post 人気インテリアブランドの、デッカイ郊外店舗をハシゴ。【春の、インテリア DIG TOUR!! 〜町田・大和編〜】 first appeared on GO OUT.