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蒼井優「ハグをしていただいた」大物女優から1万人の第九の朗読「秘訣(ひけつ)」教わる


【写真】左から蒼井優、司会を務めた松岡茉優、総監督・指揮の佐渡裕氏、一青窈

女優蒼井優(40)が7日、大阪城ホール(大阪市)で行われたベートーベンの交響曲第9番を1万人で合唱する師走の風物詩「サントリー1万人の第九」にゲスト出演した。

全国47都道府県の6~98歳の1万人の合唱団の力強い歌声が会場を包む中、第3楽章が終わった後に蒼井がステージに登場し、ドイツの詩人、シラーの「歓喜に寄せて」を訳編した「よろこびのうた」を朗読。その後、再び演奏が始まった。

ほぼノーミスに蒼井は「最初は1万人以上の前で詩を朗読するのはとても緊張すると思ったけど、1万何千人という仲間がいるんだ。詩の内容に背中を押された」と振り返った。

倍賞千恵子、木村拓哉が主演を務める公開中の映画「TOKYOタクシー」(山田洋次監督)に倍賞演じるすみれの、若かりし頃を演じた蒼井。倍賞に第九で朗読することを相談すると、「『私はいつも1人のためにお話をするようにしている。大丈夫よ』ってハグをしていただいて、力をいただいて皆さんの前でお話できればと思っていました。楽しかったです」と笑顔を見せた。

総監督・指揮の佐渡裕氏は「非常に緊張する状況だったと思うが、すごく心に染みる朗読をしていただいた」と喜んだ。

ゲストの一青窈は、高校生コーラスと一緒に「ハナミズキ」を熱唱。「どうしたらうまく歌えますかと聞かれますが、あの子たちの真っすぐな心が正解。うまく歌おうというよりは、伝えたいっていう気持ちが大事」と振り返った。

司会を2年連続で務めた松岡茉優は「1万人の第九が100年続きますように」と願った。

今回の模様はTBS系で20日午後4時から放送予定。

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