
18日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)で、俳優いしだあゆみさんが甲状腺機能低下症のため、3月11日に76歳で亡くなっていたことが伝えられた。MCで横浜育ちの谷原章介は、石田さんのヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」に触れた。
「覚えているのは、ブルー・ライト・ヨコハマ。あの曲がよくかかっていてたんですよ。節目節目でいろいろな番組で回想の場面とかで。この方、歌を歌っていたんだけど、女優さんなんだなだなって」と、最初に抱いた思いを明かした。
いしださんがドラマや映画などで活躍し始めた後の印象も語った。
「とてもすてきなたたずまいで、お芝居自体もシンがあって、冗舌ではなくて、すごく正直で直裁(ちょくさい)な物言いをされて、気持ちのいいしゃべり方でした。もともとは役者さんではなく歌手で」
最後の出演となった映画での演技についてはこう締めてしのんだ。「だんだん年を重ねていったなか、遺作となった映画(『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』)のあのたたずまいは本当にすごいな。鉄のかたまりのような、ドシッと重いものがありつつも、柳葉敏郎さんにちょっかいを出して笑わせたり、子どもが万引したらやさしく包み込んだり。人としていろんなことを考えて積み重ねなければ、こういうお芝居にはたどり着けないんだろうな」と話していた。