辞任フジ港浩一社長、会見歯切れ悪く「しどろもどろ」Ｘトレンド「話入ってこない」「不快」の声

記者会見に臨むフジテレビ港浩一社長（撮影・江口和貴）

フジテレビは27日、同局系「Live News　イット！」（月～金曜午後3時45分）で、中居正広氏（52）の女性トラブルに同局社員が関与したなどと報じられた件についての2度目の会見を報じた。

番組ではプライバシー保護の観点から10分遅れで質疑応答が放送された。

会見開始から約30分で記者からの質疑応答がスタート。港社長が記者の質問に対して応じたが、しゃべり口に歯切れが悪く、“しどろもどろ”だった。

被疑者の女性は、関与したと言われる社員の誘いでトラブルが起きた飲み会に参加したのではと言う質問に、港社長は「女性と中居氏は仕事上で面識があった。さまざまな本人、中居氏へのヒアリングで、その日のできごとに社員は関与していないと判断した。食事会が業務として確定できるかは、その辺の背景は第三者委員会でしっかりと調べてほしい」と話した。

港社長は「当初はプライベートな事案なのかと思った。私のところに伝わってきたのは2カ月くらいたってから。センシティブでプライベートなので判断が難しかったと聞いています。限られた人数でケアしてきました。女性の最大の希望は他人に知られずに仕事に復帰したいとのことだったので、それを最大の対応としてやってきたということです」。刑事的な問題があったかについては、港社長は「それは分かりません。人権侵害の疑いがあるかもしれませんが、プライベートのセンシティブなできごとでなので。疑いがあると思って対応している」。薬物などについては「聞いてません」と話した。

X（旧ツイッター）では「しどろもどろ」がトレンド入りした。「しどろもどろってこういう会見のことだよね。それにしてもフジテレビの会見中なのにどうしてCM打ち切りされているフジテレビが会見中にCMを入れて来るんだろう？そんなところにCMを入れて来る感覚がおかしい」「フジテレビの会見、質疑応答、しどろもどろで歯切れが悪いなぁ～。表情からウソがバレないように必死に言葉を選んでいる感否めない。観ていて、非常に不快。不愉快極まりない」「フジテレビの会見、やはりしどろもどろになってしまう港社長。想定される質問だろうし、いろいろともめて準備時間なかったか」「仕事しながら聞いてるってのもあるけど、しどろもどろ過ぎて話が入ってこない」などのコメントが寄せられた。

同会見は株式会社フジ・メディア・ホールディングス、株式会社フジテレビジョン代表取締役会長の嘉納修治氏、遠藤龍之介同局取締役副会長、同局の港浩一社長、同HD代表取締役社長の金光修の4人が出席。フジテレビ取締役相談役の日枝久氏は欠席し、1月28日付で専務取締役から社長に昇格する清水氏が参加した。

この日の“やり直し会見”は、動画撮影禁止や取材媒体の制限などで世間の反感やスポンサー離れも招いた前回17日の会見から一転、参加メディアを限定せずに各媒体4人程度受け入れ、テレビカメラの参加も許可。10分間のディレイをつけてTVer（ティーバー）やFNNプライムオンラインでも配信するなど、前回よりも開けた会見となる。